2020.10.24 Sat
'92y FXRS-CON / '89y FXRS。
新品のFCRキャブレターに交換してから稀にスライドバルブが引っ掛かるような症状が出ており、スロットル、スロットルケーブル等キャブレター回りを散々やっても解消されませんでした。
もうこれはキャブボディ側のトラブルしか無いので、そんな症例があるかどうかを"BITO R&D"さんに問い合わせたところ、極々本当に稀ですが、実際そのような症例があったとの事。
原因と思われる部品は特定出来ましたが、本当にそうであるかどうかはちょっと微妙な箇所なので、BITOさんに送り返して検証して頂きます。
で、当店在庫分の新品FCRボディに入れ替えます。

準備完了。ジェッティングはこれまで通りでOKなので、ミクスチャーだけ調整しました。

ディーラーさんへ部品を引取りがてら、FXRのオーナーさんとテスト走行です。

当方お気に入りの饂飩屋がディーラーさんの近所にあるのですが、危うく閉店する直前に滑り込み。美味しい饂飩を頂きました。
ボチボチ寒くなってきたので暖かい食べ物が恋しくなる季節です。

さて、ひとり店に戻り、今度は倉庫で作業の順番待ちだった浜松のお客様の'89y FXRを着手します。
オクムラさんから上がってきた前後のサスペンションをまずは組み、ローリングにして店内で作業する準備を整えておきます。

FXRに乗っている方はご存知かと思いますが、FXRのRショック・アッパーボルトは特殊な長いメスボルトを使っています。この代替品が無くて以前は苦労したのですが、今はダイヤモンドE/Gが専用ボルトを販売してくれています。キャップボルトタイプと画像の12ポイントフランジボルトタイプがあります。

この車両ではブレーキローターボルトやライザーボルトなどにステンレス製12ポイントボルトを多く使っているので、Rショックアッパーボルトも12ポイントに揃えました。キットにはテーパーフランジスペーサーが付くので尚格好良いです。

取り敢えず地面に下りました。週明け辺りからT/Mとプライマリー、スターターなど一式を後期FXRにアップデートする作業に入る予定です。
