2020.10.21 Wed
定休日明けの雑務とW1SA。


当方のポンコツな身体とは裏腹に、W1SAは快調そのものです。

で、明けて本日。
まずはグリーンのT-man 98cu" FXRを納めさせて頂きました。遠方からのお引き取り誠に有難う御座いました。
で、今日中に発送しておきたい急ぎの加工部品が複数有った為、大急ぎで洗浄、梱包し発送しておきました。
ほっと一息つく間も無く部品がガンガン届きます。水曜は何故か届く荷物が多い、、
丁度一ヶ月前にオクムラさんに持ち込んでいた、'89y FXRの前後サスペンションが仕上がって参りました。

いつものように詳細な記録が同封されています。




リアショックはクワンタム製ですが、フロント同様にMEフルチューンを行い、内部仕様を一新しています。

他にもFXRやFXDで使う部品が届いています。

どれも全てFXRに装着するのですが、FCRボディ単体でのみ新品交換が2台、HSRからFCRに変更するものが1台。
今週〜来週でFXR3台分のFCRキャブレター交換作業を行います。

"曰く付き"、因縁のTC95 FXRSですが、またもや壊れてしまいました。
赤のロックタイト+規定トルクで締めていたにも関わらずこの結果です。使われていたこのボルトと、取付の構造に問題があったと思います。どこまで壊れており、どう修理するのか今のところ未定ですが、何はともあれオーナーさんに怪我が無くて本当に良かった、、今週末にも陸送業者さんによって当店入庫する予定です。

で、本日も作業はW1SAだけ。
大凡900km近く走破したので3度目のエンジンオイル交換です。いつものハーレーと同じ、300km走行毎にオイルはチェックして交換します。
100%鉱物油ですので劣化(酸化)して黒くはなっていますが、変な匂いもなくスラッジは全くありませんでした。調子が良いので当然と言えば当然です。

暖気後オイルタンクのオイルをドレンしますが、オイルが抜けたら一旦ドレンプラグを締め、スパークプラグを抜いて只管キックします。オイルタンクにリターンするオイルにエアーが噛み、戻るオイルの量が少なくなったらクランクケース側に溜まったオイルもほどほどに抜けています。この方法で300-500mlの残存オイルが抜けると思います。
エンジンオイルドレン後、もう一度エンジンを一瞬始動して残りのオイルを抜く、という"ツワモノ"もいらっしゃるようですが、非常に危険です。オイルタンク内目視でのリターン量で判断するか、ケース側ドレンパンを外して完璧に抜くかした方が良いと思います。
なお、前回と前々回は銘柄こそ違うものの100%鉱物油でしたが、今回は"本命"の半化学合成油となります。前回試したオイルもW1のエンジンと相性は良かったのですが、最後に今回の半鉱物油をテストしてみて、最終判断を下します。

フロントドラムブレーキのタッチがいまひとつ気に入りません。ブレーキドラムのリンケージを調整したり、W1SA専用の特殊なブレーキワイヤーを外しチェックして注油したり、、重箱の隅を突く作業。

まぁこんなもんですかねぇ、、

夜になって、中古で入手した"エラ張り"フロントパイプが届きました。マフラー単体では分かり難い為、試しに交換してみました。
此方がストックのフロントパイプです。

で、これが"エラ張り"フロントパイプ。確かにアールの位置が異なっており、パイプ自体も外側に張り出しています。その形状から"エラ張り"と呼ばれる所以です。

静岡でWシリーズの内燃機を手掛けていらっしゃる"U-CRANK"様が精度の良いレプリカパイプを販売されており、非常に興味があるのですが、まずは"エラ張り"パイプの実物を見てみたかった為、片側だけを入手してみました。

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