2020.10.18 Sun
TC96 FXRS クイック作業。
で、まずはリアのスプロケットボルトをダイヤモンドE/G製に交換です。

通常ストックFXRのスイングアームは細いので、ホイールを外さずともスプロケットボルトを交換可能ですが、この車両では当店の"ボンネビルSPLスイングアーム"に交換している為それが出来ませんでした。

続いてプライマリー側。この車両だけなのですが、何故かプライマリーカバーからのオイル滲みが止まりません。これまで全てのTC96搭載車両でプライマリーオイルが漏れた事は一切無いのですが、この車両に限っては漏れが止まりません。
他の車両と何か違っているのか、と言えば唯一このエンジンスプロケット部分にインストールしたBAKERの強化スプロケットです。

つい最近修理した際には気が付かなかった、というよりも前回には"無かった"干渉傷がアウタープライマリー内側に入っていました。プライマリーオイルもアルミスラッジで灰色に濁っておりましたので、一時的であれ接触した事は間違いありません。
サラッと擦れたような跡でしたが、サンダーで広めに削って逃がし加工を施しました。

リカバリー完了。これで漏れが止まると修理は"正解"なんですが、、

まぁ天気次第ではありますが、来週日曜、またクイック作業で今度はキャブレターをHSRからFCRに交換させて頂きます。本日も有難う御座いました!

夜になって甥っ子のFXDが入庫しました。

作業内容はFサスペンションのO/H+ダウンチューブのパウダーコート、加えて前後エンジンマウントの交換です。どちらもそう難儀な作業ではありませんが、パウダーコートの待ち時間があるので途中中断してしまいます。

オマケの画像は此方↓
KBPS TC103 FXRの真横からのショットが無かったので今日撮影しておきました。
リアの車高がもう少し低くても良いかもしれませんが、17インチホイールになると約1インチ外径が大きくなりますのでそうオカシイという事は無いと思います。

注いでのW1SA。
W1シリーズに乗っている人にしか関係の無いハナシなのですが、車体左側にあるバッテリーケースのカバーは配電盤とのクリアランスが狭く、シートを外してから、目視しつつサイドカバーを装着すれば問題無いのでですが、シートを外さず闇雲にサイドカバーの取り付けネジを締め込んでしまうとハーネスを挟み込む事が多々あります。
ここには2つのイグニッションコイルへ繋がる配線や、メインの電源がありますので切れたり、ショートさせれば即不動になります。

で、間違ってハーネスを挟んでしまわないように配電盤とサイドカバーのエッジ部分にラバーホースをカットしたものを嵌め込んでおきました。これなら隙間が無くなりますので、不意にハーネスを噛み込む事も少ないかと思います。
どんな車両でもノントラブルで維持するには、こういった地味〜な箇所のひと工夫は大事だと思います。

- 関連記事
| FXR on T/C | 21:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑