2020.10.15 Thu
'71y W1SA シフターアームの調整。
問題なく走行距離を重ねているW1SAですが、以前書いたとおり3速から4速にシフトアップする際、入り辛い。シフトアームの調整を行えば治ると思うので、まずはT/Mサイドカバーを外します。
この手の年式の車両はプラスやマイナスの小ナベネジである事が多く、長年開けられていないと外すのもひと苦労します。固着しているのでインパクトドライバーを使って外しますが、一本だけですがネジ山が完全に潰れて舐めた状態になっておりました。ガストーチとタガネを使ってどうにか外す事が出来ましたが、危ないトコロでした。


無事T/Mサイドカバーは外れました。キックアームのシャフトASSYとシフターシャフトASSYはカバーと一緒に外れてしまいました。


他にもクラッチワイヤーのタイコ部分がアームに食い込んでどうしても抜けず、仕方ないのでワイヤーをぶった切りました。これで貴重な純正クラッチケーブルが一本ゴミになった訳です。

折角カバーを外したのでキックシャフト、シフターシャフト双方のオイルシールを交換しておきましょう。


画像のリターンスプリングのストッパーのロックナットをまずは緩め、偏心しているストッパーを回してシフトアームの位置を微調整します。シフトリンケージを一旦仮組みして、何度も何度もシフトのアップダウンを繰り返します。非常に単純な構造ですが、調整にはかなりの時間を費やしました。

キック付き車両の場合、キックギアがバネの反発力を利用して元の位置に戻る構造です。ですのでキックギアはバネにテンションの掛かる位置で、サイドカバー毎キックギアをT/Mケース側に嵌め込むのですが、最初はどの角度でキックギアが収まるのか分からず、大概1回目は失敗します。
ここも地味に難儀するので細かく写真を撮っている余裕は無く、いきなり完成画像です。

はー疲れました、、工具は散らかり放題。

ここで辞めておくつもりでしたが、結局車体を仕上げるところまで作業し、それからまた懲りずにフロントドラムブレーキのブレーキリンクアームの角度調整を行い、まぁまぁドツボにハマりました。慣れていればなんてこと無い作業ばかりだと思うのですが、、日々精進です。
一度でも作業を行えば次からは楽なのですが、何事も初めての作業は大変です。

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