2020.10.13 Tue
外注さん回り。



僅か3千円で買ったYSSのリアサスペンション。何用かも分かりませんが、多分中型二輪クラス用だと思います。プリロードを目一杯締め上げても柔らか目な感じですが、体重40kgちょっとの当方にはこれがまたベストマッチ。

調子が良かったので用事を済ませてから鈴鹿スカイラインに登ってみましたが、Tシャツの上に厚手のヘビーネルという格好では寒過ぎて早々に下山、、給油がてらドトールで一息です。



W1SAは燃費が良いので頻繁にガソリンを入れる必要はありません。


トータルで800km走行しました。現時点では4速、4000rpmまで回しています。まぁ決して速くはありませんが、80km/hほどで走るクルマを余裕でパス出来る位の速度でしょうか。まぁ不便さを感じる事は無いレベルのスピードは出せます。

スパークプラグは8番からスタートして前回400km走行時には7番。それでもまだ黒いです。

で、本日は6番で走ってみましたが、ちょっぴりだけ電極の部分がキツネ色になり悪くない感じです。走行中の違和感も皆無。

ここからは”能書き”。笑
W1SAの純正リアサスペンションは315mmのものが装着されています。スプリングレートは計測出来ないので分かりませんが、とても硬い印象です。
で、前回305mm、10mm短いサスペンションをテストしてみたのですが(こちらもスプリングレートは不明ですがストックよりは柔らかいものでした)明から様に車体のディメンションが狂ってしまい、コーナーの寝かし込みが不自然でした。
で、本日は同じ315mmながら、スプリングレートは低く、その代わりにスプリングの全長は長かった為、プリロードを目一杯かけ、つまりは縮ませた状態で乗ってみました。
(メルセデスのサスペンションは長ーいスプリングをこれでもかと言わんばかりに縮めて使っている、と昔聞いたような記憶があります)
真っ直ぐ普通に走っている分にはベストな感触で、コーナーでは若干沈み込みが深いのでバンク時に少し気にはなりますが、腰砕けの感じは無く概ね良好でした。
以前GSX-R750Rでリアサスペンションをオクムラさんにて"ペンスキー"製でワンオフして頂いた事があります。
当方の体重に合わせて作って頂いたのですが、とても柔らかい印象で、これで大丈夫なんだろうか、とちょっと不思議に思いました。
しかし、GPS計測230km/hほど出した際に横風を食らって少し怖い思いをした事があったのですが、それでも直ぐに走行ラインに戻す事が出来て、フラついたり揺り返したりする事も一切無し。通常走行においても一切不満はありませんでした。
一概には言えないかもしれませんが、サーキット走行でない限り、ストリートでは少し柔らかめの方が圧倒的に操作性が高いと思います。特に旧車と呼ばれる類の単車はフレーム剛性は低いし、タイヤもハイグリップではないですから、"サスのしなやかさ=安全性と快適性”に繋がるんじゃないかと思います。

あと、CBやW1のような単車に乗っていると感じるのですが、俗に言う"ネイキッド"と呼ばれる、単車としては極有り触れた設計の車体構成、ネック角やトレール量、ホイールベースや前後のタイヤサイズ、そして前後の重量バランスなどが典型的(+古典的)な車両には、オートバイに乗る上での「基本」が全て詰め込まれていると思います。
コーナーの入り口や出口での荷重移動であったり、着座位置やニーグリップなど、ライダーから発せられるモーションでオートバイが自由自在に動き、乗っているライダーにも車体状況が伝わり易いのもこの手の単車の特徴だと思います。
ハーレーだと特別重くてホイールベースは無茶苦茶長い、でもってネックは普通の単車よりも相当寝ています。"アメリカン"というカテゴライズの単車ですからそれで良い訳ですが、偶にWやCBのような古い設計のオートバイに乗ってみると基本に立ち返る事が出来ますし、今更ながらオートバイの「リーンさせて曲がる」という魅力に気付かされたりします。
様々なオートバイに乗る機会の多い商売の当方でさえ新鮮に感じる訳ですから、一車種の単車しか乗ったことのない方にとっては尚更新鮮なんじゃないかと思います。
あと、この手の単車では前後の車高を5-10mm程度変化させるだけで乗り味が変化します。鈍感な人には多分分からないかもしれませんが(笑)、感覚の鋭い方だと明確に気付くレベルだと思います。
曲がり難くなったり、クルクルと曲がるようになったり。そんなところもまた、奥深く楽しめるんだと思います。
世の中にはまだ一度も乗った事のない単車の方が圧倒的に多いですし、一生かかっても乗り切れないのは間違いありません。
しかし、自分が興味ある車両には、これからも車種や年式を問わず入手して乗ってみたいなぁと思います。

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