2020.09.30 Wed
'71y W1SA フロントエンドのリカバリー。


やはり原因はスピードメーターギアでした。ギアの回りが悪くなっており鉄粉を噛んでおりました。当方が塗付したグリスの粘度にも問題があったと思います。


一度完璧に脱脂して、粘度の異なるグリスでグリスアップしました。このあたりの部品も全て入手が難しい為、再使用する事が前提となります。

ホイールベアリングには特に問題はありませんでした。しかし、いつの頃のものか分かりませんので念の為交換しておきます。ハーレーと違って国産車は嵌め合いが適正ですのでベアリング交換は簡単です。


メーターギアに引っ掛かりがあったのでホイールハブ側の"爪"が削れてしまっています。

そのままだとメーターギアの爪がまた"乗り上げて"しまうので、ベアリングを抜いたタイミングで手ヤスリで整えました。

ベアリングが届く合間に細々したところをチェック。スパークプラグの焼け具合はバッチリ適正になりました。キャブレターのジェッティングはこれでOK。

スピードメーターケーブルはグリスアップしてメーターギア部分のOリングを交換しておきました。

で、ベアリング到着。

外側のベアリングはシールドタイプに変更。

リカバリー完了。違和感は無くなりスムーズになりました。

オマケの画像は此方↓
JIMS 131" FXRに使うダイヤモンドE/Gのボルトキットが届きました。

実は今日、とてもショックな事がありました。
既にインスタグラムやFBには書きましたが、ボンネビルでとても世話になったRayさんがお亡くなりになりました。
病院に入退院を繰り返しているのはなんとなく知っていましたが、まさか亡くなるなんて思ってもみなかったので本当にショックです。
今年BMSTが開催されていたら、Rayさんとは会えていたかもしれない、と考えると残念でなりません。
心よりお悔やみ申し上げます。
〜彼の家族からの言葉
2020年9月28日、父レイ・C・ウィーラーが亡くなりました。彼は現在、天国でレースバイクを作り、天使たちと競争している。彼はとても惜しまれるだろう。彼は多くの人にとって素晴らしい父親であり真の友人だった。誇り高き海軍退役軍人、引退した組合員、そして本当にやる気のある起業家。何よりも彼はレースファンで、常にトップを夢見、決してあきらめなかった。
彼はバイクに乗って世界中を旅し、出会った人すべてに刺激を与えてきた。兄と私はいつも「お父さんは一週間で一年より多く飲んで、あなたは好きな週を選んで」と言いました。この世で彼が一番好きな場所はボンネビルだった。彼はそこで3つの記録を持っている。彼は最近、自作のターボレーシングバイクをBuell Brothers Racingに寄付した。私たちは彼らにとても感謝しており、彼らがより多くの記録を樹立するのを見るのを楽しみにしています。
彼はガンとの長い戦いを最後まで戦った。レイは家族に囲まれて自分のベッドで静かに過ごした。私たちはもう彼がいなくて寂しい。決してあきらめない彼のエネルギーは永遠に失われるだろう。彼には、前妻のエイミー・ウィーラー、3人の息子ライアン、レイモンド、ロビン、そして4人の素晴らしい孫パリス、エリヤ、レオン、レイラがいます。
私たちは、父とヒーローのために、適切な追悼と送り出しの計画を今行っています。詳細は近日中にお知らせします。
※"Buell Brothers Racing"さんのインスタグラムより転用させて頂きました。
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