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MARUMASU Motorcycle Lounge.

2006 - 2020 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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1年が経ちました。

去年の今頃は例年通りボンネビルにいました。
今ではもう、遠い昔のような気がします。


BMST2019.jpg




2010年の初参加から数えて10回、去年も例年同様、あの空の"青"と大地の"白"の狭間、ボンネビル・ソルトフラッツに立っておりました。
たった一年前の事ですが、まさかこのような世界情勢になるとは思ってもいませんでしたから、本当に遠い昔のような気がします。

もっと言えば、当方が自分自身で造ったハーレーのランドスピードバイクで最後に走ったのが2014年の事ですから、そこから数えると6年の月日が流れています。40代だった当方も50代に入り、体力的にも下降線を辿っているのではないかと思います。

ボンネビルでは本当に色々な事がありました。

右も左も分からない、マトモに英語も喋れない、知り合いもひとりも居ない、"無い無い尽くし"で渡米した初年度の2010年。しかしながら2010〜2011年は2度のFIMレコードと、1度のAMAチャンピオンが獲れました。

2012年はノンタイトルでマシンの限界を感じ、ゼロから車体を作り直し、満を持して望んだ2013年も思うように力を発揮出来ず2年連続のノータイトル。

2014年は更に改良を加え、ベテランチームとの同クラスでの接戦の中、僅差でAMAタイトルを奪取する事に成功しました。

その後はご縁があってモビテック様と契約を交わし、電気バイクでレースに参戦する事4年間。
なかなか勝てず、2018年には300km/hからの転倒を期し、治療に時間が掛かった事と後遺障害認定されてしまった為、最後の2019年はライダーとしてではなく、チーム監督としての渡米だった事は皆様もご存知のとおりです。
(※因みにこの時の怪我の後遺障害認定等級は約1ヶ月前に等級が上がり、2年経った今でも未だ保険会社とやりとりを行なっています)

まぁ身体は今まで通り、とはいきませんが、五体満足だし仕事もなんとか出来ています。電気バイクの仕事も終わったので、また自分の車両で、唯一獲得出来て居ない2000ccクラスでのFIMレコードや、願わくば、当方のボンネビルでの最後の夢である、200MPH(320km/h)オーバーを実現すべく、去年よりレースの準備を進めて参りましたが、今でも世界中で流行しているCOVID-19により、渡米すら叶わない、レースなんて言ってられるような状況下では無い世の中になっています。

過去、スペイン風邪が大流行した際も多くの人命が失われた訳ですが、ワクチンどころかマトモな医療も無かった時代、それでも2年程で生き残った人々が抗体を獲得し、集団免疫を形成することによって、感染者の減少へと繋がって収束し沈静化した、とあります。

今はその時代よりも進んでいるから、と楽観視はしていませんが、仮にウイルスが突然変異してもっと大勢の人類が亡くなったとしても、いつかは淘汰されていくのではないかと思います。
それが一体いつなのか、今年中なのか来年なのか、それとも数年駄目なのかは誰にも分かりません。

このブログで新型コロナウイルスについて熱弁してもどうにもなりませんし、そもそも趣旨が違うのでこれ以上深追いしては書きませんが、モータースポーツを含めたあらゆるスポーツが無観客での開催であったり、そもそも中止になってしまったりという事は個人的にはとても残念に思います。

FBには「過去の思い出」という機能があり、去年の同日、一昨年の同日、更に以前の同じ日に書いた記事が自動的にアップされるので、去年の今日は何処で何をしていたのかが一目で分かります。
ですから自ら意識する、しないに関わらず、FBにログインする度に目にする訳でして、嫌でもボンネビルの過去の思い出が蘇る訳です。

この10年間で多くの知り合いもできました。とても居心地が良くて、当方にとってボンネビルやウェンドーバーの町で過ごす一週間は、まるで夢のようです。

勿論、結果が付いてきたほうが良いに決まっていますが、負けたとしても、皆んなと話が出来て、一緒にビールを呑んだりしていると、この時間がずっと続けば良いのに、と毎回思ってしまいます。

こんなご時世にアホか、と言われるかもしれませんが、ご家庭を持つ方が自分の子供の成長を日々楽しみにしたり、仕事の同僚や仲の良い親友、勿論ご夫婦で休暇を楽しんだりする事と同様に、当方にとっては唯一無比、人生の中で、少なくとも現時点では最も重要な時間がそこにはあります。
だから今もレースへの想いは変わりませんし、今後、渡米する事も諦めてはいません。

まぁ今はどう足掻いても仕方ないでしょうし、今こうして仕事が頂けているだけでも本当に有難いと思っておりますので、贅沢は言いません。

しかし、またいつか皆んなとあの塩平原で再開し、古びたモーテルの駐車場で酒を交わせる日が来る事を夢見つつ、FBの"思い出"に浸っていたいと思います。


思いつくまま書き殴りましたが、乱筆乱文にお付き合い頂き有難う御座いました。



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