2020.08.23 Sun
'05y FXD 完成。
で、'05y FXDの続き。
よくよく考えたらこの車両はツインカムなのでプライマリーのドレンボルトはエボとは異なります。何故かエボ用のドレンボルトが突っ込んであった事になります。そりゃエボはテーパーなので3山しか入らない訳です。
倉庫にあったツインカム用のアウタープライマリーカバーに残っていたドレンボルトに交換しました。

プライマリーオイルを入れて一旦エンジン始動しました。始動性は今までとは雲泥の差。しかし回転を上げるとあまり聞いた事のない軽い金属音がするのでチェックしてみると、エンジントップハンガーのボルトが目視で分かるほど二本共に緩んでいます。で、分厚いワッシャーがカタカタと回って音が出ていました。

エンジントップハンガーのボルトとガソリンタンクの取り付けボルトはラバーマウント車両は特に緩みます。ロックタイトは多めに塗って組みましょう。

フロント側のボルトは緩んだままずっと走っていたようでネジ山が傷んでおり外すのが硬かったです。で、同じ強度ボルトに交換しておきました。

銘柄不明のエンジンオイルをドレンします。

ま、真っ黒ですね。

”国産屋さんあるある”のオイルフィルターエレメントの締め過ぎ。SSTも曲がりました、、

車体にはボルトチェックした白いマーカーが沢山。これは”増し締め”というよりも、車検場と同じハンマーでコツコツしただけのものだと思います。肝心要の場所はマークされておりませんでしたが、それはそれで触ってない箇所が分かって役には立ちました。

で、一旦テスト走行です。
今回修理した箇所は問題ありませんし、エンジンオイルも適正のものに交換しましたからしっとり良いメカノイズ。エンジンは何処も問題が無いと思います。
しかし、車体側、特にフロントとリアのサスが駄目駄目です。前後共にスカスカな感じで飛ばそうなんて気にはなりません。外観同様、車体回りはまだまだ手直しが必要かもしれません。エンジンマウントも遣れて揺れ過ぎてました。

一番困ったのが社外のキックスタンド。アウタープライマリーカバーとタンデムステップマウントの丁度真中に入り込んでしまい届かない、、それにキックスタンドの先が御丁寧に丸めてあるからブーツだと滑る滑る。笑

クラッチワイヤーは油分が切れていたので注油します。


レバーはH-D純正でしたが、何故かブレーキレバーを握ると指が挟まります。で、丁度転がっていた中古のベアリング入りレバーに交換する事にしました。レバー比も変わるのでとても軽くなります。


レバーを交換して”握りシロ”は変わりましたが、なんだかスポンシー。見たくはなかったのですが(笑)ブレーキマスターをチェックするとこの状態。見てしまった以上はやり直すしかありません。





あースッキリ。タッチは良くなりましたが、握りシロは大きくは変わりませんでした。

ハンドルバーが地味に曲がっていたり、レバーが低過ぎだったり。他にも油分が足りてないところは適応適所にメンテナンスを行い、ほぼほぼ修理は完了です。

最後にステッカーを貼らせて頂き終了。

お待たせ致しました。
