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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZUTOSHI "KAZ" MIZUTANI 

2006 - 2020 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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'98y FXSTS オイル交換 / '05y FXD スターター修理。

本日まずはクイックから。

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昨日FXDを分解し始めてしまった為に作業スペースが塞がっており、スプリンガーは生憎の青空作業でした。
目下ナラシ真っ只中で、トップエンドO/Hから270km走行して一度目のオイル交換です。

日向で撮影しているので光が反射してオイルの状態が非常に分かりずらいのですが(画像ではグレーに見えていますが、実際は金色っぽく濁っています)、ピストンリングからと思われる細かなスラッジが入っています。オイルの状態でエンジン内部を把握する為にも、一度目のオイル交換はなるべく来店して頂いています。
特に異音も無いし問題無さそうですのでエレメントとオイルを変えて作業は滞りなく終了。暑い中ご足労頂き誠に有難う御座いました。

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で、ここからはFXDの続きです。バッテリーのサイズが微妙に違っているのですが、、因みにバッテリー単体での電圧はノーチャージで12.9V。

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スターターが外れました。

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此方が取り外したワンウェイ。新車時からずっと使われていました。15年間お疲れ様でした。

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グリスアップして新しい強化ワンウェイを組み込みます。

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バッテリートレーのマウントタブが曲がっており、バッテリーが外側に傾いた状態でセットされていました。タブを曲げるのはちょっと難しかったので分厚いワッシャーを噛ませて位置合わせしておきました。フラッシュの光でさっぱり分かりませんけど、、

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真っ直ぐになりました。

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アウタープライマリーカバーを仮り組みしておき、始動時のチェックを行います。あの嫌な”ガキン!”というスターターギアが弾かれる事も無くなり、CVキャブでチョークを引かずとも素直にエンジンが始動出来ます。
何よりラッキーだったのはバッテリーやスターター回りのハーネスをやり直した事により、アイドル時で14V電圧が上がるようになりました。ステーターコイルやオルタネーターは冬までは問題無さそうです。

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プライマリーオイルが非常に汚れていたのでアウタープライマリーカバー内部もスラッジで真っ黒。ここはガソリンスチームで一掃しました。序にミッドステップ加工を行わなきゃならないケニーボイスFXRのナローカバーも洗浄。
ダービーカバーガスケットがVPに干渉しているので穴有りのガスケットに後程交換したいと思います。

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プライマリーのドレンボルトはネジ山が逝ってて3山しか入っていませんでした。使えそうなドレンボルトを探さないと。

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アウタープライマリーカバーのドレンボルト穴は再タップ。

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プライマリーカバーやカムカバーといった横から装着する部品は、車体側の油分を完璧に無くす事は難しい為、如何に油分が垂れる前に組むかが最も重要。ですので組み上げる際の”段取り”が一番大事です。

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スターターの修理は完了です。

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続いてはカムテンショナーのチェックです。
マフラーフロントパイプがH-D純正ですので連結パイプがあり、全てを外さないとカムカバーにアクセス出来ません。面倒です。

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右側ステップも外し、これでカムカバーを外す事が出来ます。
なんでも良いのですがこの車両、何処も彼処もカラッカラに乾燥しており、油分がほとんどありません。ですのでボルト、ナットが異常に硬くて、力一杯回して”パキッ!”と音がして外れるという具合。

多くのツインカムの整備不良車両の場合、車体側からはオイルがほとんど漏れないので乾燥が進み、乾いて錆びてしまいます。逆にエボやショベルでの整備不良車両は何処も彼処もオイルでドロドロ、ベタベタになっています。車種で遣れ方に違いが出るのも面白いですよね。

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テンショナー、アウター側しか見えませんが、まだ大丈夫そうです。オドメーターは2.2万キロです。

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それよりも気になったのはこのエンジンオイル。明かにハーレーの粘度とは異なる水みたいなオイルです。まぁこのブログで詳しくは書けませんが、これは駄目だと思いますねぇ。

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Cクリップがひん曲がって壊れていました。細かな部分も手直しします。

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残念ながらクリップの手持ちがありませんでした。で、ワイヤリングで対応。

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取り敢えずカムチェーンテンショナーも直ぐに作業をしなくても良いので助かりました。

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錆びて折れそうに硬かったマフラーフランジスタッドには焼き付き防止のグリスを塗ります。そんなのは当たり前な事です。

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で、完成。

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あとは一晩置いてからプライマリーオイルを入れるだけですが、追加で車体回りの整備をご依頼されたので、明日一日使って整備を行いたいと思います。順調に進めば明日の夜にも納車させて頂きます。

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さて、本日もお疲れ様でした。

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