2020.08.16 Sun
JIMS/T-man TC131 FXR エンジン搭載 / TC96 FXRS クイック作業。
長きに渡り当方の工具箱の上に鎮座しておりましたが、ようやく地上に降りました。


取り敢えずは搭載出来ましたが、ヘッドハイトが高いのでフレームバックボーンとのクリアランスが微妙です。その辺りは明日以降チェックしたいと思います。
しかし、シリンダーが太いしフィンも分厚いのでTC96のエンジンに比べるとかなり大きく見えます。

今日はお盆休みの最終日とあってかお客さんらが次々やってきます。お盆恒例の光景です。
で、夕方になってTC96 FXRSが入庫。アウタープライマリーカバーからのオイルリーク修理です。

プライマリーカバーからのリークよりも気になったのはドレンしたプライマリーオイルの汚れ方と、ドレンボルトのマグネットに付着したスラッジの量。写真は撮ってないのですが、半端ではありませんでした。
この車両ではストックのオートテンショナーを使っていますが、このテンショナーが結構"癌"でして、"百害あって一利なし"、という代物。

プライマリーチェーンがなんらかのショックでジャンプしてしまうと、オートテンショナーはその名の通り自動でチェーンを張ってしまいます。するとテンショナーは緩む事は絶対に無いので常時チェーンが張り気味になってしまいます。
すると、クラッチバスケットが常に引っ張られる事になり、クラッチプレートにも絶えず負荷が掛かる事になるので引きずり気味になってクラッチのダストが強烈に増えてしまいます。※ピンボケ画像が続きます。申し訳なし。

それを解決する方法は固定式のチェーンテンショナーに交換するか、もしくは2010年よりも後期のモデルで採用している、ハブダンパー機能が付いた純正クラッチバスケットに交換するしか方法は無いかと思います。
で、今回は当方のボンネビル・レーサーで使っているSE製のチェーンアジャスターがまだ未装着でしたので、部品取りしました。後日テンショナーを変えるにしても2度手間になるので、工賃が勿体無いですから。

テンショナーを再調整して装着。

昔ながらのマニュアルテンショナーは調整こそ面倒ですが、機能的には間違いないと思います。

そんな訳で、無事作業完了。
クイック作業でしたのでそのまま帰路について頂きました。

皆様本日も誠に有難う御座いました。
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