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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZUTOSHI "KAZ" MIZUTANI 

2006 - 2020 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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'06y FLSTN FCRキャブレター+A/C交換。

今日はTC88 ソフテイル・デラックスのクイック作業でした。

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前回作業した赤いFXRと同様に、経年劣化で磨り減っていた、FCRのキャブボディのみを新品交換したいと思います。
またエアクリーナーもS&Sステルスエアクリーナーに変えたいと思います。

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まずは"Bito R&D"さんデフォルトのキャブセッティングから、TC88用にざっくり考えておいたジェッティングに全て変更します。あくまでこれは予測したセッティングですので、実際は装着してから煮詰めていく事になります。

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昼間はクソ暑いのでエンジンはガンガンに熱くなっています。来店後直ぐに始動してアイドルさせてみましたが、バスっと止まる感じ。セッティングもキャブの状態も瀕死状態です。

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キャブレターは「皆んな大好き」無難な某有名店仕様。エアクリーナーはローランドサンズ製を加工しているみたいです。

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このキャブレター自体中古品を装着していた、という事で、実際の使用年数は分かりません。しかしボディは内部でガスが吹き返して真っ黒だった事から、少なくとも10年前後は使っているんじゃないかという雰囲気です。
まぁどう見てももう引退させてあげる頃合いだと思います。どんなキャブレターでも"消耗品"ですので、永遠には使えません。

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フューエルホース途中にストレーナーが装着してあったので撤去します。スロットルをガバ開けした時、所謂"息つき"する症状が出る事があるのでフィルターはなるべく付けない方が良いと思います。

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セット完了。TC88の場合、ジェット交換時にキャブレターをマニから外さないと出来ない車両も多いので、フューエルホースは長めにしました。

IGモジュールのセッティングも変えつつアイドリングさせてみてミクスチャーを調整してみましたが明らかに薄い症状が最初出ました。ですのでメインジェット、スロージェット、ニードルジェットのクリップ位置まで、全てを見直しました。

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序でにタイマーカバーも当店オリジナルに交換。

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まずはオーナーさんに乗って頂き、今までの古びたキャブレターとの違いを体感頂きました。スタートダッシュする瞬間から排気音も吹け上がりも変わっていたので良くなっているのは誰の目にも明らかです。

で、次に当方も乗ってみましたが、キャブはアフターもバックファイヤーも無く安定しておりピックアップの良さも新品キャブボディのソレなのですが、何より3000rpm位からフルパワーをかけるとクラッチがズルズルに滑っており、前に進んでいません。ですから肝心のオイシイ部分が全く楽しめない、と言う感じでした。

オーナーさんにお聞きすると、ちょっと前からこんな感じで??だった、との事ですが、VPクラッチを装着してある為急激にパワーをかけなければ普通に走れてしまいます。これがVPが無ければ、多分マトモに走ってはいられない状態だと思います。
キャブレターも新品になってセッティングも決めたので、クラッチが滑っている事に追い打ちをかけてしまったという事もあります。

当方は"走れる車両"の場合は出来る限りの"スロットル全開"を一度は試みます(当然フルストックのショベルなんかには絶対やりません)。結果、クラッチが駄目である事が判明しましたので、お盆明けにそこを修理したいと思います。

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しかし、このFLSTNは足回りに関しては原型を留めておらず、フロントエンドはXLになっちゃってますし、前後ホイールも18インチに変わっています。既にソフテイルらしからぬ車体の動きを見せますが、今後この車両でも当店で2台製作した事のある"ツインショック化"を行う予定です。

先日作業させて頂いたエボ・スプリンガーソフテイルとは真逆の方向性の一台ですが、これはこれでとても楽しくてアリじゃないかなぁ〜と個人的には思います。

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