2020.08.07 Fri
KENNY BOYCE Pro Street TC103 FXR T/M+スイングアーム取付。

こうしてFXRフレームと並べてみるとネックが延長されておりフレームダウンチューブもかなり寝ています。ホイールベースが長くなりそう。

TC96の6速T/Mを搭載するのでピポットシャフトは19φを使用します。ここは信頼のH-D純正を必ず使います。中華製のシャフトもありますが、シャフトの寸法が出ておらず、嵌らない、抜けないといった事が起きます。

ピポットブロックはオーナーさんに御用意頂いたアルミビュレットの社外品をパウダーコート。ボルトは細目のキャップボルトになりますのでダイヤモンドE/G製のボルトキットを使用。純正は普通に六角ボルトですので、このようなボルトはありません。

T/Mを搭載してスイングアームをセットしました。リアショックもご覧の通りかなりレイダウンしているので最低でも13.5"以上の長さが必要みたいです。とりあえずは倉庫に転がっていた古いオーリンズをセット。

スイングアームは当方がFXLRで街を走っている時に装着していた懐かしの英国”JMC”製です。当然エボ用ですのでピポットシャフト径が違っていたのですが、当店ボンネビルSPLと同様に、スイングアームを4個のベアリング内蔵式に加工し、加えてTC96の太いピポットシャフト径にアップデートしています。このあたりは毎回、車種毎に臨機応変に作り変えています。
なおフレーム剛性は明らかにストックのFXRフレームよりも弱い気がするので、リジットカラーを使わず、ノーマルのアイソレーターを使ってマウントしました。因みに赤いフレームのJIMS131はリジットカラーでマウントしています。

うーん、、、ちょっとデカイ。かも。

続いてフロントエンド。

JIMS131 FXRで使うのはGCB/フォルセラの正立43φ。スクーデリアオクムラさんでMEフルチューンを行いインナーチューブはブラックでカシマコート済。豪華絢爛仕様です。
もう一本のフォルセラは当方が個人所有する同じくSTORZ/フォルセラ正立43φ。やはりオクムラさんでMEフルメンテナンスを行い、そのまま保管しておりました。4速エボチョッパーで使うつもりでしたが車体は既に手放していますので、フロントエンド一式が残っています。

本当はオーナーさんが持ち込んで頂いたヤマハ製の倒立フォークを流用する筈だったのですが、見てのとおりかなり短いんです。オフセットステムを製作したとしても、ストックのFXRフレームなら兎も角、このネックの寝ているケニーボイスフレームでは装着は難しいと思います。
更に長いオーリンズの正立サスペンションも個人的に所有しておりますが、まずはステムなども全て揃っている当方のSTORZ/フォルセラで仮り組みし、ローリングシャシーにして車高を確かめてからフロントのサスペンションを決めたいと思います。

この2台のFXRの部品は二階倉庫のブラックホールの如く深い場所に仕舞いこんであった為、引っ張り出すのに片付けもしながら2~3時間費やしました。二階は激暑な環境ですので干乾びるんじゃないかと思うほど汗が出ました、、、で、倉庫の肥やしになっていた鉄屑を沢山処分。まだまだゴミが沢山あったので近いうちに叩き捨ててやります。笑

そんな感じの本日でした。

- 関連記事
-
- KENNY BOYCE Pro Street TC103 FXR エンジン搭載。 (2020/08/13)
- 2台のTC-FXR フロントエンド〜ローリングシャシー考察。 (2020/08/08)
- KENNY BOYCE Pro Street TC103 FXR T/M+スイングアーム取付。 (2020/08/07)
- JIMS/T-man TC131 FXR T/M搭載。 (2020/08/06)
- ケニーボイス・プロストリートフレーム TC103 FXR。 (2020/08/01)
| FXR on T/C | 19:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑