2020.08.01 Sat
'92y FXRS-CON FCRキャブレターの交換。
で、本日もFXRS。今日はFCRキャブレターのボディを交換します。
彼此10年位使用したとの事で、内部の磨り減ったボディを交換する事になりました。まぁハーレーでは無難なところの某有名店オリジナル。

当初純粋にキャブボディだけを入れ替えようと思っておりましたが、エアクリーナーカバーを外したところステーが破断していました、、

こちらのステンレス製のキャブステーもよく折れている車両を見かけます。大人しく乗っていれば大丈夫なんでしょうが、特に当店のお客様は、ぶち回して、ぶっ飛ばす方が大勢いらっしゃいますので、、、耐えられない訳です。



まぁイロイロゴニョゴニョとやる訳ですが、大人の事情で詳しくは書きません。丁度タイミング良くオーナーさんが作業進行状況を見にきて頂いたので、事細かに説明はさせて頂いております。



デフォルトのジェッティングは全てやり直しました。此方は"Bito R&D"さんから手配したキャブボディとなります。


折れたエアクリーナーを修理して組んでも、また折れる可能性がありますし、当方が(あくまで個人的ですが)性能や強度、コスト的な事も含めて現在最も優れたエアクリーナーはS&Sステルスエアクリーナーだと考えています。
どうせやるならCVピッチのステルスA/Cにアップデートしておきたかった、、

まぁやってみた事のある方にはお分かりになるかと思いますが、FCRにボルトオンで装着出来るエアクリーナーはそうそう無い訳です。なら既存の部品を流用したり、加工、製作して付けます。

ヘッドブリザーにはエボ→ツインカムの変換アダプター?が装着されていました。これは緩んできたり、逆に固着して二度と抜けなくなる事が多く、調子悪いので外します。

案の定抜けず。

ヒートガンで炙っておいてから逆タップを叩き込み抜きました。これが外れないと終わります。ブリザーボルト径は太い方が当然良いので、わざわざエボのサイズに戻しました。

ここからも詳しく説明できませんが、、画像で判断して下さい。




最後にブリザーボルトのスペーサーカラーを製作して、無事ステルスエアクリーナーがセット出来ました。シンプルこの上ないのでスッキリして良いです。ステルス専用のステンレス製ブリザーボルトも屈強で錆びないのでとても気に入っております。
先日まで作業していたTC95 FXRSで初めてFCR+S&Sステルスを組み合わせましたので、実はこれが2台目。この後もTC88のソフテイルで同じ作業を行うかもしれません。

序でにタイマーカバーをリクエスト頂いていた当店オリジナルのものに交換。


ダービーカバーからプライマリーオイルが漏れています。純正のドーム型のカバーは歪み易く、比較的漏れやすいと思います。

で、追加でスラッシンサプライのビュレットカバーに交換。今時っぽくなって良いと思います。

オマケの画像は此方↓
倉庫の奥深くに眠らせてあったケニーボイスフレームを引っ張り出しました。
今やっているこのFXRSを納めさせて頂いたら、本格的に着手したいと考えています。

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