2020.08.01 Sat
ケニーボイス・プロストリートフレーム TC103 FXR。
ケニーボイスの"プロストリートフレーム"には当時何種類かありまして、画像のものはネックがかなり寝てますが、今回当店で組むフレームはストックとあまり変わらないネック角のものになるかと思います。
ソフテイルのようにバッテリーインの専用オイルタンクが付属するのですが、スイングアームのピポット部分を見て頂ければお分かりのように、FXRの3点トリマウントシステムを採用したラバーマウントフレームです。
シートのダウンチューブがガソリンタンクから真っ直ぐ伸びており、圧倒的なシート高の低さとリジットフレームのような美しさを醸し出しています。
"CHOPPER"という概念には形に嵌るものが無い為、何でもぶった切れば”チョッパー”なのかもしれませんが、ロングフォークでシーシーバーだったり、リジットフレームだったりジョッキーシフトだったりという"古典的"と言えるものは確かに格好良い、と自分でも思いますが、当方(=当店)が考えるチョッパーは、兎に角、速くて壊れない、それでいてクリーンな車両。ポジションが程良く低くて自然で、走る、曲がる、止まる、が日本車並みの水準であることが理想です。
"クラブスタイル"だったり"スピードクルーザー??"だったり、ハイライザーにビキニカウルやFXRT/RPカウルをセットし、車高はケツ上がりなスタイルが昨今の流行りですが、ここは時代に逆行し、懐かしの"ローアンドロング"な雰囲気を加味しつつ、「ハーレーらしい」雰囲気のフルカスタム車両にしていきたいと思っています。
このフレームが発売されていた時代にはFXRが新車で購入出来たのですが、当時FXRのサイドカバーの三角デザインが自分は大嫌いで(笑)、このフレームにFXRのエンジンを搭載出来たらどんなに格好良いだろうか、と十代だった当方は溜息をつきながら海外のオートバイ雑誌を見ていたものでした。
縁あって、このケニーボイス製フレームを使ってのTC-FXR(当然フル公認車両として作ります)を製作させて頂ける事となりましたが、ここまで来るには二転三転、様々な出来事がありました。
しかしながら、ここまで準備を整えたら後はどんどん組むだけです。勝手の分かったFXRフレームとは違うので、ちょっと苦労する点も"無きにしも非ず"、ですが、個人的にも楽しみながら組んでいきたいと思っています。
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