FC2ブログ

MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZUTOSHI "KAZ" MIZUTANI 

2006 - 2020 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

'92y FXRS-CON / KENNY BOYCE TC103 FXR。

今日は予定通り進まず、、残念。

R9261821 のコピー


まずはFXRS-CONの作業から。リアエンドはブレーキ毎交換となるのでまずはブレーキ回りを外します。この車両は他店さんで仕上げられた車両ですが、丁寧な配線処理が施されておりました。

R9261822 のコピー

酷使するブレーキブリーダーですが、何度も壊れ、その度分解修理して使ってきました。しかし、ここにきて流石に寿命なのか、今日また動かなくなったので仕方なしに新しいブリーダーを下ろしました。
ボトルが小さくなってしまい、エアホースを繋ぐと自立しません。古いタイプの方が使い易かった、、ボトルだけ差し替えれば良いのかな。

R9261823 のコピー

R9261824 のコピー

R9261825 のコピー

ストックの片押し1ポッドキャリパーを外しました。動力性能的には十分なのですが、重いしデザインが兎に角最悪。FXRで最も"癌"な部分じゃないかと。
外したキャリパーは流水で内部を洗浄し、エアブローしてオーナーさんに返します。

R9261826 のコピー

スイングアームピポットシャフトは1992yですので後期の片方ナット仕様。整備された事があるのか、シャフトはしっかりとグリスアップされています。

R9261827 のコピー

スイングアームをボンネビルSPLに交換しました。ボンネビルSPLスイングアームはピポット部分に合計4個のボールベアリングを使用しています。よって、ピポットシャフトを規定値で締め付けても画像のように真下までストン、と落ちます。※動画はインスタにアップしてあります。

ストックのスイングアームは構造上動きを阻害される構造な上、スイングームピポットが圧入されただけのタダのブッシュですので、本来のスイング機構が失われています。
ストックスイングアームでも動きを良くする方法はありますが、教えて欲しい方は是非ご来店を。笑

R9261828 のコピー

当方は多分初めて見たのですが、この車両にはRフェンダーにインナーフェンダーが追加されています。このインナーフェンダーがスイングアームに干渉してしまいます。

R9261829 のコピー

で、スイングする程度でカット。

R9261830 のコピー

スイングアームが装着出来ました。

R9261831 のコピー

丁度良いタイミングで問屋さんからブレーキ回りの部品が到着。一気に仕上げたいところ。

R9261832 のコピー

仮り組してアクスルカラーの加工が必要かどうかをチェックします。ベルトラインやRブレーキキャリパーサポートの角度も決める為、仮り組みと言えど全ての調整は毎回行います。

R9261833 のコピー

ん?なんだか凄くオカシイです。

R9261834 のコピー

Rブレーキキャリパーとローターのセンターはほぼ出ていたので、プライマリー側カラーで帳尻を合わせるつもりだったのですが、アクスルシャフトを締め付けてもクルクル回ってしまいます。

R9261835 のコピー

という訳で疑ったのはキャリパーサポート。

R9261836 のコピー

R9261838 のコピー

3.5mmも薄い、、キャリパーとローターのセンターを出す為だと思われるスペーサーカラーの加工跡が内側にはあります。アルマイトが剥がれているので間違いないです。しかし、その切削分、外側のスペーサーが本当は厚くならないと駄目なのですが、多分汎用品のままとなっており、結局のところ3.5mm足りないという訳です。

ハーレーは年式やモデルが多々ある為、専用品を販売する事はとても難しいと思います。それは重々理解出来ます。
しかし、FXR用で注文している以上、出来れば少しの加工で付いて欲しいと思います。プラスしている分には旋盤で詰めれば良いので容易い訳ですが、マイナスしていると材料から手配していては時間が掛かって仕方ありません。
ここはミスミさんに連絡し新しいスペーサーを送って頂けるよう手配しましたが、これで2日は作業が止まります。


R9261839 のコピー

そんな具合で意気消沈、、気分を変える為にも違う作業に移ります。ケニーボイスフレームのTC103 FXRです。

R9261840 のコピー

当店には毎週金曜日に"Snap-On"さんが来ます。で、このエンジンを分解するのに必要だった馬鹿でかいトルクスを購入。"AST"というSSTの販売に特化したアメリカの工具メーカーだそうです。セット販売のみでしたので、手痛い出費です。

R9261842 のコピー

初期のTC96エンジンではこのエンジンスプロケットハブのフリクションプレートがクラッチ板と同素材のものでして、よく割れました。
ここはしっかり改善されており、ご覧の通りニードルべアリングにアップデートされていました。これ、良いんですけど初期のSEエンジンスプロケットとは互換性が全く無さそうです、、

R9261843 のコピー

R9261844 のコピー

ちゃちゃっと分解して、、

R9261845 のコピー

木片で持ち上げただけのエンジンとT/Mを一人で下ろすと、エンジンを倒す可能性があった為、ここは近所に住んでいる後輩メカニックを呼びつけエンジンを支えて貰いました。持つべきものは友、感謝感謝。

R9261846 のコピー

で、T/Mのオイルパンを外しておきました。当然ながら内部はとても綺麗です。
この後デビアント製のビュレットオイルパンに交換します。

R9261847 のコピー

さて、明日はFXRS-CONのキャブレターを交換、それと仕上がっていたFXSTSを納車させて頂く予定です。

R9261848 のコピー
関連記事

| FXR | 21:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT