2020.07.30 Thu
KENNY BOYCE Pro Street TC103 FXR 作業スタート。


あまりにホイールが汚かったのでガソリン洗浄を試みましたが、普通の汚れではなく、ネバネバとしたガソリンでも簡単には落ちない汚れです。ひょっとすると劣化した純正ペイントなのかもしれません。

ホイールを綺麗にする事は速攻で諦め(笑)、前後キャリパーを綺麗にして終了。

今年はレースも中止になったし、コロナの影響もあってか仕事も少し落ち着いています。なら、このタイミングで作業を開始するしかない、と思い、10年以上!止まっていた、常連さんらのTC103とTC131 FXRの作業を開始します。
茨城のHさん、M川さん、永久に完成しない"サグラダファミリア"と皆んなに揶揄されてきたましたが、着手させて頂きますので宜しくお願い致します。

で、まずは"ケニーボイス製プロストリートFXRフレーム"に搭載するTC103。エンジンのガソリンスチームを行います。
"ケニーボイス"の名前を知っている方は多分当方と同年代の方だと思います。'80年代にドラッグレースなどで使うプロストリートフレームを製作・販売していました。

埃をガソリンで一掃し、台車毎店内へ。このエンジンASSYは2009-2010y辺りの水冷ヘッドを搭載したFLHツーリングから外した国内登録エンジンです。

全てのオイルは入っておりましたので当初チェーンブロックで釣り上げドレンしようかとチェンブロまで購入したのですが、以外に簡単にエンジンを持ち上げる事が出来ました。アタマで考えているよりも、実際手を動かしてみた方が上手くいく事も多いものです。

プライマリーカバーはお馴染みの貫通ミッドステップ加工を行いますので1次ドライブは全て分解します。

年式が新しいので何処も彼処も綺麗なもの。摩耗していない点も有難いです。これは入手しておいて正解でした。





ヘッドから冷却水が。ハーレーのエンジンからクーラントが出てくるのも変な気分です。

この年式のFLHはノーマルで油圧クラッチが装着されています。TC96を搭載するFXRを製作するに当たって、デビアント製オイルパン、油圧クラッチ、貫通ミッドシフトは必須となります。

エンジンはTC96最終モデル。1次ドライブもかなり改良されており、エンジンスプロケットボルトすら違います。そこを外すには巨大なトルクスが必要になるのですが、生憎当方は持ち合わせが無い。という訳で本日はココまで。

夕方、'92y FXRS-CONが入庫。先日作業をさせて頂いた車両です。

今回の作業は、当店オリジナル・ボンネビルSPLスイングアーム、リアキャリパーブレンボ、加えてFCRキャブボディを新品に交換するというメニューです。週末までには仕上げたいところ。

そんな訳で、明日も頑張ります。

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