FC2ブログ

MARUMASU Motorcycle Lounge

2006 - 2023 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

'76y CB550four / '71y W1SA / '04y FXDLI。

雨の週末です。

R9261114 のコピー


まずはCB。届いていたマフラーステーを取り付けします。
画像はホンダ純正のマフラージョイント。こんな部品もまだまだ出ます。流石はホンダですねぇ。

R9261112 のコピー

R9261113 のコピー

マフラーステーを上から見た図。分かり難いですね。

R9261115 のコピー

マフラーを装着するとステーは一切見えません。

R9261116 のコピー

マフラーの上下を繋ぐジョイントもセット。バンドの締め付けボルトは内側に回し込んで見えなくしています。

R9261117 のコピー

左上側のマフラーがどうやっても装着出来ません。どうやら曲がっているみたいなのでプレスで挟んでおいて力技で曲げます。勿論曲げ具合は適当。笑

R9261119 のコピー

なんとかマフラーは4本共装着出来たので、エンジン始動。マフラーの"抜け"が変わってしまったのでアフターファイアの連発、、キャブレターのミクスチャーを調整しました。

R9261120 のコピー

一応車体は完成。キャブを弄らなきゃならないので乗らない事には話になりません。

R9261121 のコピー

お次はW1SA。分解した部品に残ったガスケットを剥がします。

これはクリーニング後のオイルパンですが、ヘドロのようになったオイルスラッジが5ミリは堆積していたと思います。
オイルパンの上に付くのは多分スラッジ撹拌防止の為のスクリーンだと思いますが、"子供騙し"的で安っぽい構造ですが、なんだか可愛いらしいです。

R9261122 のコピー

ヘッドやロッカーのガスケットも撤去してクリーニング。組んで間もないので簡単に綺麗になる訳ですが、併用している液状ガスケットの可否も見たかったのでこのタイミングで分解する事の意味はあったと思います。液状ガスケットを塗っておけば、ガスケットを剥がす際でも簡単に掃除出来るようになるのも利点です。

R9261123 のコピー

お次はクランクケースのシリンダーデッキです。

R9261124 のコピー

ここは流石に焼きついたガスケットがこびり付いていたのでエンジンコンディショナーの力を借りました。ケース内部に削りカスが落ちないよう、細心の注意をはらいます。

R9261125 のコピー

ケースデッキの作業が終了したら、ここでようやくオイルパンをセットします。今回併用した液状ガスケットは初めて使用してみるものです。当然日本製を使っています。

R9261126 のコピー

これで加工を施したシリンダーが届けば、直ぐに組み立てに入る準備が整いました。

R9261127 のコピー

最後はFXDLIです。

R9261128 のコピー

日にちが空きましたが、本日届いたT/Mオイルを入れてオイルは全て交換致しました。

R9261072 のコピー

R9261073 のコピー

R9261129 のコピー

R9261130 のコピー

バッテリーは4年使いましたので交換します。

R9261131 のコピー

昨日HDJ様から新品バッテリーを引き上げたのですが、何となく高いなぁと思っておりましたが、、たった4年で5千円も値上げされていました。いやーこれは無茶なんじゃないでしょうか、、

R9261132 のコピー

バッテリーを交換してエンジンを始動、電圧をチェック。問題なし。
来週前半晴れる日があるようなので、どうにかその辺りで納車させて頂ければ、と考えております。

R9261133 のコピー

オマケの画像は此方↓

W1SAから外した純正1.0mm O/Sピストンから固着していたピストンリングを外してみました。
閉じたままだった2ndリングはリングエンドのギャップにピックツールを叩き込んでようやく外す事が出来ましたが、劣化して固くなった鋳造リングは、外す際にもパキパキと折れてしまいました。

R9261134 のコピー

オイルリング内側は10年以上不動だったせいで錆びてしまっておりました。これではどのみち本来の性能を発揮する事は難しかったと思います。せめて現代的なアッセンブリ・ルーブでも塗ってあれば、このように最悪な状態にはならないのかもしれません。

R9261135 のコピー

外観こそノンレストアの"味"や"雰囲気"を大事にしますが、見えないところはしっかり現代風にアップデートするというのが今時の"旧車の楽しみ方"じゃないかと思います。壊れず、気軽に乗れるのがやっぱり一番ですから。


※お知らせ
来週の定休日、16日(火)、17日(水)が晴れた場合、臨時営業とさせて頂きます。
後日、雨天時に振り替えのお休みを頂きますので宜しくお願い致します。

関連記事

| Metric Bikes (JAPAN) | 21:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT