2020.05.11 Mon
'71y W1SA フロントエンド分解。
何が一番大変かと言えば、二階の倉庫に上がる階段の"上り下り"なのですが、基本、部品は二階に上げてあるので難儀して数回往復。
先日届いたFXRPで使用するつもりの"FULL GAIN"製レッグガード。
どうやらFXRTをベースに製作してあるようで、FXRPのアッパーカウル形状とは全く異なっております。修正可能との事ですので本日送り返しました。

此方はお馴染み、当店と旭川スターM/Cさんコラボの"ボンネビルSPLエキゾースト"(TC96用)です。
このマフラーは富山県の"ルールズ・モーターサイクル"様に販売用サンプルとしてお送りさせて頂きます。
実物を手に取って頂き、唯一無比であるオール印籠継の部材+嵌め合いのスムーズさ、溶接ビートの美しさ、レーザー刻印されたチタン製エンブレム等、実際に見て頂いた方が文章で説明するよりも早いと思ったからです。
北陸方面で当店エキゾーストの実物を見られるのはルールズMC様だけですので、ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。宜しくお願い致します。

作業も少し。ほぼ"片足立ち"ですので長時間作業を続けるのは辛いのですが、W1SAのフロントエンドを分解してみました。

錆で固着してフロントサスペンションがなかなか抜けません。まぁヘッドライトステーがインナーチューブをフルカバードしている旧車にはよくあるパターンです。木の棒でコツコツ叩いて抜きました。

効かないフロントドラムブレーキや、劣化してヒビの入ったタイヤなども後程やり直しします。

Fサスペンションが抜けました。古い車両のサスを見た事が無い方も多いかと思いますが、テレスコですがアウタースプリング式のサスペンションになります。メグロ も同じ構造だったと思います。
よってサスペンションのダウンチューブ内部にはオイルしか入っておりません。

ダストカバーが破れていた事に加え、漏れたフォークオイルでスプリングのロアカラー周辺はこんな感じ。この辺りの部品はほぼ廃盤なのでやり直して使う事になります。取り敢えずスプリングはパウダーコートを施します。

ダウンチューブのフォークシールが抜けていますね。オイルが垂れて流れ落ちるとドラムブレーキ内部に流れ込んでブレーキが効かなく事があります。一般的な正立サスとは部品構造が異なる為、このフォークシールを抜くのも実は一苦労します。フォークシールだけは唯一メーカー在庫有りでした。

なんとかフロントエンドは分解出来ました。

続きます。
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