2020.01.27 Mon
'88y FXRS T/Mコンバート〜其の壱。



オイルは全て綺麗でした。インナープライマリーボルトのロックタブは新品に交換されているのか、それとも一度も触られていないのかどちらか。多分一度も手を入れられていないと思います。


いつもは苦労するこの年式の2分割式ピポットシャフトも、簡単に抜くことが出来ました。やはり程度は上々です。


T/Mが降りました。ここまでぶっ飛ばして3時間。

因みにオイルフィルターがT/Mケース下部にぶら下がっている初期型FXRではジャッキは使わずにリジットラックを使います。リジットラックだとフレームの下側に手が入る為、オイルライン回りの作業がやり易くなります。

オイルクーラーは外してしまい、エンジン下側から回り込んだオイルラインも撤去。

点火はストック。多分一度も交換されていません。

Rブレーキマスターがメッキボディの社外品に変わっているのが分かります。という事は長く止まっていた可能性が高い、という事になります。しかし、1987年モデルでもこの後期の丸いブレーキマスターのフレームがあったんですねぇ。普通はこの年式だと四角いマスターを装着するフレームになっている事が多いと思います。

唯一ヤバかったのがステーターコイルの取り付けボルト。レギュレターとステーターが社外品に交換されている事は直ぐに分かったのですが、この作業を行ったショップ?さんは何故か作業したボルトは全て赤のロックタイトで組んであった為、恐ろしく固着しており折れるんじゃないかと冷や汗モノでした、、

ここは折れると最悪なので、当方は多めの青のロックタイトで組んでいます。赤はマズイと思います。

ステーターも限界でしたね。


ガソリン洗浄でビカビカに、という訳にはいきませんが、出来る限り汚れは落としました。フレームの程度の良さがお分かり頂けるかと思います。

ケースブリザーのL型フィッティングはいつものように200度時計回りにねじ込んで出口方向を変えました。

今日の目標はT/Mを下ろすところまででしたが、まだ時間があったので後期T/Mを搭載。

オイルラインは一部配管をやり直さなければなりません。

スイングアームまで仮組み出来ました。これからインナープライマリーをセットして、エンジン〜T/Mのセンタリングを行います。ここまでで5時間、たっぷり時間が掛かりました。

続きます。
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