2019.12.30 Mon
'87y FXR / '87y FXLR / TC88改95 FXRS。
まずは'87y FXR。ご依頼されていたガソリンタンクのフューエルホースを交換。バイパスホースも当然交換します。

プライマリーオイルも入れました。残念ながらプライマリーカバーからのオイルリークは完全には止められませんでした。カバーを交換するしかないと思います。

エンジン始動。アイドリング時14.5V程ありますので発電は問題無いようです。

DYNA2000iにはトラブル診断の機能を有するLEDが付いておりますので、透けて見えるカバーに交換。

バッテリーのケーブルが入手出来ませんでしたので交換しておりませんが(電極が逆になったバッテリーが装着されていましたので当店在庫のJIMS製FXR用ケーブルでは長さが足りません)これで作業は全て終了。年明け陸送業者様に頼んで配送させて頂きます。

続いて'87y FXLR。

もともとLRなのですが、ご覧のとおり配線は煩雑になってしまっておりグチャグチャです。笑
この辺りの手直しも追々行う予定。

この車両は以前ハイウェイペグが装着されていたのですが、オーナーさんが派手に転びフレーム毎ひん曲がっています。左側が押されてしまい、右側に比べでもアールの形状が違ってきてるのが分かるかと思います。

顕著に分かるのがこのフロントスタビライザー。大きく湾曲してしまっております。単純にスタビが曲がっているだけではなく、フレーム側のマウント部分が内側に入り込んでしまっています。

ペグの穴もご覧のとおり。仮にフレーム修正を行うのならここも修正したいとの事。転倒以後リアバンク側のロッカーがフレームに当たる、というトラブルが起きており、要修正箇所となっています。

車体が変な挙動をしている気がするのでまずは乗ってみて欲しい、とお願いされておりますので余分なものは外しました。ガチャガチャ、バタバタと異音がするようなものは外します。走行中気が散りますので。

ブレーキやクラッチレバー、シフトペダルを好みの角度に修正して準備は完了。

最後にTC95 FXRS。取り敢えず今日のところはエンジンが始動出来ていたので店内でシフトをチェック。クラッチはVPを導入したお陰で素晴らしく軽いですし、シフトはエボの時のように"ガチャン!"という感じは無くなり、”スッ”と入る感じです。内部を全て「TC88」化したT/Mは全くフィールが違っており、期待出来るんじゃないかと思っています。
点火時期が突然狂う、というトラブルに関してはちょっとヒントがありましたのでまたそれは追々。

数回エンジンを始動しているとキャブからガソリンが漏れているのを発見。フロートボウル辺りからじわーっと、微量ですが絶えず滲んでいる感じです。

フロートボウルのOリングが伸びてしまっておりましたので交換。

どこをどう見てもリッチな状態だったのでガスは絞ります。

再び始動しようとしたところ、またもや点火時期が狂う症状が出ました。またスターターがパンクすると嫌なので、速攻で諦めました。キャブレターも漏れは止まっていませんでしたのでキャブを外してのチェック。

フロートボウルじゃないとすると多分フューエルホースジョイント部分のOリングからだと思うのですが、生憎在庫しているO/Hキットの中にホースジョイントのOリングはありませんでした。
残念ながら問屋さんもお休みですので、正月明けとなります。


明日は大掃除して、今年も終わりですかね。
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