2019.12.29 Sun
'87y FXR 点火交換。

で、本日入庫したのは'87y FXLR。当店で後期T/Mにアッセンブリでコンバートした車両です。まずは走らせて確認しておく事があるのですが、年明けからボチボチ作業に入らせて頂きます。因みに現在作業入庫頂いている車両は全てFXRになってしまいました、、FXRばかり6台。どうなっちゃってるんでしょ?笑

という訳で本日は'87y FXR。点火の交換です。キャブはバックファイヤーで真っ黒ですが、点火ユニットを交換した後にキャブレターは調整します。

まずはストックの点火ユニットを外します。まぁありとあらゆる箇所がドロドロのベタベタですが、気にしていたら始まらない。

イグニッションモジュールの直下で配線を繋いだ跡がありますねぇ。

やはりモジュールはあとの年式のものに交換させていました。流石に新車から30年以上の耐久性は無いようです。

IGコイル裏もやり直す為コイルを外します。純正の"カマボコ"タイプです。

いつものように純正点火のハーネスは全て撤去します。劣化してしまった純正ハーネスに点火の配線を潜り込ませると、折角新品の点火ユニットをインストールしても100%の能力を発揮出来ません。

点火ユニットはお馴染みDYNA2000i。最新型はディップスイッチ部分が灰色になって見易くなり、デカールのデザインも変わっています。

DYNA2000iセット完了。

IGコイルはいつものように反対向きで装着。車体側メインハーネスのIGコイル配線とDYNA2000iの配線も長さを揃えました。

折角なのでプラグコードもSE製に交換。高いものでは無いのでスパークプラグやプラグコードは定期的に交換しましょう。

で、エンジン始動。キャブレターの加速ポンプとミクスチャーを再調整。始動性も良いですし、アイドリングも頗る安定しています。新車から年数の経ってしまったハーレーや国産旧車などは、点火を変えるとはっきりと体感できるほど調子が良くなります。何よりこれで出先で止まるかも、という不安はかなり拭えたと思います。
キャブレターも新品に交換する予定でしたが、今のところは問題無い気がする為、取り敢えず走らせてから判断したいと思います。

まぁしかし。一週間も停めていると再始動時、最初のうちはケースブリザーからオイルを吐いています。。
オイルポンプやエンジンは劣化しておりますので、そこをやり直ししない限りはブリザーオイルは止まりません。

遣れた見た目は変わりませんが、Fブレーキ、スターターワンウェイ、点火ユニットをやり直したので信頼性は格段に上がったと思っています。
年内営業も残りあと2日。もう一息頑張ります。
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