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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZUTOSHI "KAZ" MIZUTANI 

2006 - 2019 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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TC88改95 FXRS / '87y FXR。

年明けまで一週間を切りました。

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まずはTC95 FXRS。どうしても湿式化したいのでインナープライマリーの冷却穴を埋める方向で作業を進めます。本日も分解する前に10回以上エンジンを始動してみましたが、メカニカル的には問題は無し。あとは1次ドライブを組み上げてから電気的な要因を探っていく事になります。

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インナープライマリーを速攻で外し、溶接部分のパウダーコートを剥がしてから一路鈴鹿へ。超特急で仕上げて頂きます。

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さっと戻って今度は'87y FXR。Fブレーキマスターの部品が届いたので組みます。

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組み付けはフルードを塗付しながらではなく、カップラバー専用のラバーグリスを使って組みます。某国内自動車メーカーの純正品。国産メーカー指定のものは流石に高性能で使いやすいものが多いです。

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この年式のマスターシリンダーのピストンは、Cクリップではなく、このラバーキャップだけで押さえつけているようです。知りませんでした。

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で、Fブレーキマスター完成。正常に機能します。

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ブリーダーもご覧のとおり。本当であればブレーキキャリパーのO/Hが必要だと思いますが、やり出したらキリが無いので"取り敢えず"問題なく動作するようであれば目を瞑る事にします。地元のお世話になっているショップさんでしっかり作業して頂いて下さい。当方が作業した部分は全て、サビ取り+研磨の下地処理を行っております。

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フルードが混じっているという事でしたので十二分に流しっぱなしにしての完全交換。フルードはDOT5でハーレー純正を使っています。

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マスターカップの蓋を締めてもフルードが若干漏れます。やっぱり蓋が曲がっています。ショベル〜初期エボによくある事で材質が弱い為起こります。交換品が無い場合はプレスで平らに戻してから装着します。因みに締め付けボルトも一本曲がっていました。

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先日交換しておいた強化ワンウェイクラッチをテスト。全く問題無し。完璧にエンジンスタート出来ます。

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プライマリーチェーンを調整しアウタープライマリーカバーを装着する訳ですが、カバーの合わせ面が見た事ない感じに凸凹になっています、最初メッキが剥がれただけだろう、と思っていたのですが、なにか腐食してしまった感じです。
これはスクーデリアオクムラさんでお伺いしたのですが、劣化したオイルはアルミを溶かす性質があるらしく、リアショックユニットでアルミボディのものはメンテナンスを怠るとボディ自体の腐食が進み使い物にならなくなるそうです。
今回の場合もずっとオイル管理は良かったとは言えない状態でしたので、このような状況になった、とも考えられます。まぁ飽くまで"もしかしたら"の話ですが。


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これでしっかりオイル漏れが止まるのかどうか不安ですが、後の整備を考えると強烈に液状ガスケットを塗る訳にもいきません。ですので現時点で最も信頼できるガスケットを使ってそのまま組みました。

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プライマリーは終了。

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Fブレーキも終了。

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次の作業までしばし部品待ちです。

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TC96 FXRS-SPと'89y FXRで使う部品がアルマイト処理から戻って参りました。'89y FXRは明日にも完成する予定です。

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オマケの画像は此方↓

ツインカムエンジンでエボの点火システムがそのまま使えるという便利なBDL製のカムカバーです。FXRにツインカムエンジンをコンバートする場合、現在多くの車両では、純正同様にCPセンサーから信号を拾ってツインテックモジュールなどで点火させていますが、配線が煩雑であったりIGコイルなどもTCに変更しなければなりません。しかし、このカムカバーならエボそのままを100%流用してエンジンが始動出来ますのでかなり手間が省けます。

また、これは経験上ですが、モジュールタイプのIGユニットは比較的電気的に弱いイメージがあり、取り扱いには注意が必要です。しかし、DYNA2000iのようにマグネットで物理的にタイミングを拾っているだけのユニットは単純故に頑丈である、と言えます。

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当方のFXLRレーサーでもずっとこのBDL製カバー+DUNA2000iの組み合わせで使っておりますが、ボンネビルでも全く問題が無かったですし、今でも一発で始動します。アルミの塊から削り出しておりますので屈強ですし、ポリッシュが気になるようならこの車両のように黒アルマイトするか、以前製作したS&S TC100cu"FXRの時みたいにリンクルブラックでパウダーコートしてしまうのも良いかもしれません。

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なお、このBDLカムカバー、バルカンE/G製コンバージョンプレート、それに中古TC88エンジンをセットにして特価で販売致します。FXRにボルトオン出来ますのでご興味のある方はお気軽に問い合わせ下さい。
※パーツ単体での販売でも、コンバートの仕事としてでも、どちらでもOKです。
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