2019.11.03 Sun
'00y FXR4 お茶を濁す作業。
まずは外観部分。ここは流石に気が付いておりましたが、機能上特に問題無い筈ですのでスルーしてました。溶接ではなくデブコンのようなものが盛ってあります。どうしてここに盛る必要があるのかはさっぱり分かりません。これは前後共に施されています。

最も気になるのが燃焼室にあった”巣”です。明かに溶接か何かで修正したような雰囲気です。燃焼室はかなり高温になりますのでそこに巣があるというのはどうかと思います。このヘッドはフィンを削ってあるし、IN/EX共にスタッドをやり直してある事から以前ダメージを受けたものをリビルトしたんじゃないか、と推測してしまいます。

丁度店にある新品のパフォーマーヘッドと比べてみました。




これは残念ながらドイツ人に”掴まされてしまった”と考えざるを得ませんねぇ。海外からの中古品購入は大変リスキーですので皆様もお気をつけ下さい。そんな当方も何度も痛い目に遭ってます、、

続いてお願いされたリジカラに交換。

流石に2000yモデル、毎回死ぬほど苦労するピポットシャフトは簡単に抜けました。シャフトさえ抜けてしまえばものの30分ほどで交換は終了しますので。

シャフトに油分が残っているのがお分かりになるかと思います。他のFXRではまずあり得ません。

シャフトはヘッド共にクリーニング後錆びを落とし、アンチシーズを”親の敵”位大量に塗っておきます。経験上グリスでは弱いと思います。

で、リジカラに交換。

ピポットシャフトヘッドやナットも折角磨いたので、錆びないようにフッ素系のスプレーをこれでもかと吹きかけておきます。

完成。

オーナーさんにお願いされていた曲がったシフターの交換ですが、流石にFXRの部品はどんな消耗品でももう廃番になっています。クラッチケーブルやO/Sピストンなんかも一切出ません。という事で造りが良くて当店評価の高い、ご存知バルカンE/Gに”FXRシフターキット”なるものがありますのでこれに交換したいと思います。
パーツ単体では何度も取り扱いした事があるのですが、シフタースリーブは削り出しで2箇所ブロンズブッシング入り、インスペクションカバーはアルミ削り出しのビュレット。性能は語るまでもなし。

シフターやFブレーキ回りで使う細々したパーツを発注し、本日はここまででしょうか、、ちょっと風邪気味で頭痛もするので、本日は早めに閉めさせて頂きます。。
※お知らせ:この3連休中にオーダー頂いたWEB SHOPからの御注文は連休明けに纏めて発送させて頂きます。お待たせしてしまいますがご了承下さい。
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