2019.10.26 Sat
TC96 FXRS-SP 配線。
エンジン前方からIGモジュールに向かい、車体の後方に向けてハーネスを引っ張ります。途中の2ピンコネクターも整備性を考え純正同様に配置します。端子やコネクターの値段を考えると撤去して直接引いても良いのですが、ここは当店の拘り。

CPSは赤と黒の2色配線が純正準拠。極細のメッシュチューブに被せました。

レギュレターの太いハーネスと纏めてもスッキリ。

末端はツインテックモジュールへと繋がります。

続いてIGモジュールからIGコイルまでの3線を作ります。ここはモジュールからコイルに向け、車体前方へ引きます。

点火はモジュール本体のトラブルを見越して独立配線で作ります。

純正のハーネスに潜り込ませるものもあります。例えばこのニュートラルスイッチのハーネス、これはツインカム用の純正部品。

エボでは純正配線色は黄色。で、一本線です。

それをこんな感じに2本線に。ツインカムのニュートラルスイッチは2極ですのでこうなります。

出来上がるとツインカム車両と全く同じになります。こうやってエボのハーネスに潜り込ませ、要らないものは撤去し、足りないものは継ぎ足します。地味で誰も気がつきませんが、これが当店の造るツインカムコンバートのFXRです。

べろーんと伸ばしたコイルまでのハーネスを車体に沿わせつつ、長さを決めます。IGコイルには純正ハーネスから電源用のハーネスが割り込みますのでそのあたりも緻密に考慮しないと配線が格好悪くなって台無しになってしまいます、、

で、ノーマルハーネスにはエンジントップハンガーの部分で割り込ませてこんな感じに。弛み具合もコネクターの入る角度も完璧デス。笑

ガソリンタンクをセットしてしまうとほぼほぼ見えなくなりますが。美しくスムーズな取り回しはプロなら当たり前の仕事だと思います。

全てのアース線はトラブルを避ける為、ひとつに纏めて極太スケア用の端子を使い、独立ボディアースで車体に落とします。通常FXRはリアブレーキのリザーバータンク前方にタッピングスクリューでアースを落としていますが、細くて弱いのでここにモジュールのアースを持ってくるのはかなり危険です。アースが緩んでバチっとショートしただけでもモジュールは一撃で死亡します。
これでほぼ配線が終了しました。TC96 FXRの火入れも近いと思います。

夜になってからFXR4。流石に2台の作業となると珍しく残業続きです。笑
ジェットが届いたのでHSRを組み替え、Eキャブから交換。

冷間時からの始動はやっぱり問題が無い、、うーん、取り敢えず明日走らせてみようかと考えています。

続きます。

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