2019.10.20 Sun
'00y FXR4 クランキングと配線作業。

レギュレターは錆でペイントがボロボロですが、せめて上部の冷却フィンの部分はベルトサンダーで磨いて綺麗にしました。

これまで接点復活剤はペーストタイプを使っていましたが、今回はワコーズさんのスプレータイプを使用。この2本はセットで使用します。


エンジンオイルエレメントにはオイルを少量注入し、Oリング部分にはラバーグリスを塗付。

エンジンオイルはトップエンド組み付け前にケース内部に0.5L入れてあります。で、オイルタンクに取り敢えず2.0L入れました。オイルポンプのチェックバルブやケース側のオイルスクリーン部分は開けっ放しにしておき、オイルが溢れ出るまで目視してから蓋をします。これで完全にエアが抜けます。

そこからはひたすらエンジンスプロケットナットを使ってハンドクランキング、、一汗かきました。
ハンドクランキングの場合セルの始動音も無いですから、オイルがエンジン内部に回り出し、潤ってくるのが逐一聞こえるので安心出来ます。手に伝わる重さもオイルが回ってくると変わる為、オイルが一巡している様子も感じ易いと思います。通常いきなりセルでクランキングさせがちですが、それはかなり危険です。

ハンドで問題が無ければ次はセルでのクランキングを行う為、配線を行います。

配線が何も手を入れていないストックのままなら問題は無いのですが、これまで他店様で手を入れられた部分が余りにも酷過ぎるのでやり直す必要があります。素人さんの作業ならまぁ仕方無いのですが、これがお金を頂く仕事だったと考えるとやり切れませんねぇ、、

今回はガソリンタンク下でハーネスの収納場所に余裕があった為、ハンダ+熱収縮チューブ処理ではなく、アルミ圧着チューブを使用。見た目は決してスマートとは言えませんが、機能的には熱や振動にも最も強い為、スペースが許す場合当方は多様します。
なおこれはインジケーターの配線ですので特に気にする必要もないのですが、ハンドルスイッチ(特にスタータースイッチ)や点火のハーネスの場合、ハンダ付けはなるべく行いません。

意味不明の配線が至る所に追加されています。本当にクソです。

バッテリートレーに引くゴム板をカットします。バッテリーストッパーの許す限り、出来るだけ厚みのあるもので作ります。


エンジントップハンガーのVOES+フューエルホースハウジングは外してしまい、Vバンクの隙間の空間を空けます。分解したら各パーツをスチールブラシで磨くのは当然の事。

配線を通す位置を試行錯誤。それでも大凡決まって参りました。

概ね配線が繋がったので、取り敢えずはセルスターターでクランキング。今のところ問題はありません。

あとは点火の独立配線を製作し、キャブレターとマフラーを装着するばかり。あ、ウインカーも序でに交換します。

明日は火が入るでしょうか、、続きます。

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