2019.10.14 Mon
'08y T-man 107" FXDB 前後18インチ化とステムオフセット変更。
そんな本日、FXDBのクイック作業でしたので入庫までFXR4を磨いていました。

リアプーリーカバーの下半分が軽く磨いたところ。上半分はまだ磨いていない箇所です。

リアホイール、スイングアーム、リアプーリー、フェンダーストラットなど、左側だけ磨きが終了。今のところ特殊なメッキ磨き液は使っていません。

'89y FXRのシリンダーが超速でパウダーコートから上がって参りました。いつものようにとても美しい目の揃ったリンクルです。このまま今度は内燃機屋さんへ発送しておきました。

16:30、仕事を終えてのFXDBのオーナーさん入庫。で、速攻作業スタートです。

まずはリアホイールから。純正の17インチからグライドのホイールを使っての18インチに変更します。

左側がFXDL純正の17インチ。黒でパウダーコートしてあります。右側がグライドの18インチで、扁平率が異なりホイールをインチアップした事になります。タイヤの外径は若干大きくなります。

リアのアクスルシャフトはフロント同様、社外のクロモリ製に交換。

リア側交換完了。リアの車高が極端に上がっている車両の場合、オーナー様乗車時の1Gでリア・ベルトテンションの調整はかなり微調整が必要です。今回も1度やり直ししました。

お次はフロントエンド。何よりステムの交換を行いますのでクイック作業にしては少しオオゴトです。笑

アッパーベアリングレース。車両に違和感は全く無かったのですが、これだけレースに傷が入っていました。因みに走行距離は3万キロ強。

ロア側のBBレース。全周で均等に縦傷が入っています。ハーレーの場合、ショベル時代からXLも含めステムアクスルのサイズは一切変わっていません。200kg程の車両と330kgを超える車両のステムシャフトやネックベアリングサイズが同じという事です。それでは重い現行車両では寿命も短くなりますよね当然。日本車なら750ccと1100ccですら違っていたりしますから。

社外のステムにベアリングを圧入。ステムのオフセットは国産並みに少なく、車体の動きが相当クイックになると思います。

ステムボルトはロア3本、アッパー2本。このあたりも国産車同様。造りはなかなか良いです。

ご覧のとおりメーカーは"スピードマーチャント"製。オーナー様の持ち込み品。

純正ではステムアッパーのセンターホールを利用してハンドルスイッチの配線を通していた為、結局ガソリンタンクをズラしてフレーム内部のハーネスを引っ張り出しやり直ししました。これは余分だったなぁ、、

ブレーキローターもFXDL純正ホイール対応のローターを使っていた為、今回のグライドホイールには使用出来ず。よって、また新品の330φローターを買い直しています。


完成。とはいえ店内では分かり難い、、、

で、表に出しました。前後18インチ化されている事に加え、ステムオフセットが少なくなってフロントエンド全体がガソリンタンク側に寄っている為、コンパクト感が上がっています。これは手放しに格好良い。車格のあるスポーツスターみたいな雰囲気になっています(笑)。ハンドルライザーがあまり高くないのも好印象。

唯一の欠点はフロントが19インチから18インチになった事でFフェンダーの隙間が目立ちます。ここは後日フェンダーステーのワンオフ加工を行い、対応させて頂きます。

結局5時間かかって作業は滞り無く終了。お疲れ様でした。

オマケの画像は此方↓
池田さん、届きました!誠に有難う御座います。

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