2019.10.08 Tue
'89y FXR / '00y FXR4。
オリジナルペイントの程度の良い車両に限って、外装に水滴が付くと白濁し、拭き取ってもしばらくその跡が残る事が多々あります。クリアがダメなのかと思っていたのですが、本日"ブロズカスタムペイントショップ"さんにお越し頂き実際に見て頂きました。
検証して頂いたところ、クリアが侵されているのでは無く、古いワックス分が残っているのでは?という事でした。
ワックス分を完全に除去するのは至難の技ですが、一度やってみましょう、という事になり取り敢えずガソリンタンクだけをお預かりして頂きました。
どのような結果になるかは、また後日報告致します。

で、ピストンとシリンダーを外注さんへ発送する為、クリーニングして準備を整えます。

ピストントップに付着したカーボンはサラサラに乾いた非常に良好なものでして、スクレーパーで簡単に除去出来る程度でした。よって現在のピストン-シリンダーの公差も踏まえた上で今回ブラストは行わず。




ピストンは関東のコーティング業者様へ、シリンダーはパウダーコート業者様へ。本日の集荷に間に合いました。ふー、これでひと段落。

続いてFXR4。本日届いた部品でオイルポンプ回りを組みます。

完全に分解して内部のOリングやオイルシールを交換。



ポンプを組み上げ、まずは単体でクルクルとシャフトを回します。なんだかちょっと引っ掛かるような、重いような気がします。

で、S&S製の新品オイルポンプと交互に回し比べ。当然新品ポンプの方がスムーズに回るのですが、まずはケースにセットしてみて可否の判断を行います。

いつものようにアルミ製のダミーカラーでポンプボディだけをセット。


オイルポンプのドライブギアをセットしてセンタリングを行います。親指でクルクルと回しながら、最も軽く回る位置を探します。この時点で特別問題になるような症状はありません。

ポンプボディの締め付けボルトのトルクはとても低いのはご存知の通りかと思いますが、締める順番でシャフトの廻り易さがはっきりと変わります。ですので何度も閉めたり緩めたり、順序を変えて何度も何度も懲りずにトライします。オイルポンプガスケットを傷つけてしまっても本末転倒ですし、腰下の作業では最も注意が必要な箇所かと思います。

オイルポンプのセットも終わりましたのでオイルポンプのピニオンシャフトギアとピニオンギアをセット。

ピニオンギアのナットは当然新品に交換。


早く車体に搭載してしまいたいところですが、、慌てずジックリ進めます。

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