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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZ MIZUTANI 

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'90y FXR リアエンド交換〜10時間の攻防。

いやぁ、、怒涛の作業でした。

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時間が掛かるのは予想していたので11時に入庫頂き、速攻作業開始。

相変わらずのスイングアームピポットのクリーブを破壊してシャフトを叩き抜くのは当然の事として、何より問題だったのは社外と思われるピポットシャフトが使われており、シャフト自体がプラス公差という有り得ない状況でした。

当店スイングアームのピポットカラーは純正シャフトの16.00mm径に対し、0.01-0.02mmプラス公差で非常に正確に製作してあります。よって、シャフトの精度が出ていないと、まず差し込む事が出来ません。それでも叩けばなんとか入りますが、次回抜き取る事が非常に困難になります。

89y以前のFXRはセンター2分割シャフト(左右共12ポイントのボルトヘッド仕様)になっており、これも精度が出ていないものが多く注意が必要なのですが、通常90y以降のFXR純正ピポットシャフトはパーカライジング処理されたオリーブ色のもの(片側6角ナット溶接+6角ロックナット仕様)が純正シャフトになります。ピポットシャフトを計測して16.00mmより太かったり、シャフト自体が歪んでいると絶対に入りませんのでご注意下さい。
また、まず壊れて抜けてくるクリーブの内側部分は当然ピポットシャフト側に残ります。これは油圧プレスが無いと絶対に抜けないのでプライベーターの方がご自身でスイングアームを交換するのは至難の技かと思います。
こういった事も踏まえ、FXR用スイングアームに限っては、必ずプロショップでの作業をお願いしたいと思います。


今回社外のOEMシャフト(多分V-TWINなどのTAIWAN製)でしたので、同じ社外でも精度の高い強化ピポットシャフト(MADE IN USA)に交換し、アルミでカラーを削り出して対応させて頂きました。

他にも今回も当店オリジナルのキャリパーサポートを製作しましたが、案の定シールドホイールベアリングを使っているダイマグホイールでは純正9キャストとはホイールボス幅自体が違っており、キャリパーセンターはひたすら地味〜にキャリパーサポートボスを旋盤で削りながら微調整してセットしました。これも個人の方では旋盤が無いとちょっと無理な作業だと思います。
加えてリアのブレーキラインもブレーキスイッチの移設を含め、全て作り直す必要があります。

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夜になってしまいましたが、なんとか完成。FXRのスイングアーム交換はもうクイックでは行いません、、、体力的に限界です(笑)。TC88/TC96ダイナは簡単なので全く問題ないのですが、、
今日は長らくお待たせしてしまい申し訳御座いませんでした。

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お昼に浜松から入庫いただいたFXRはこれからチェックしたいと思います。遠方からの持ち込み、誠に有難う御座いました。

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