2019.10.04 Fri
FXR色々、イロイロ。
その間にも、まぁブログに上げるまでもないような地味で地味で地味過ぎる作業に終始しております。
まずはTC96 FXRS。海外から届くリビルトスターターを待っております。レギュやIGモジュールは入手済み、あと点火関係のセンサーやコネクターなども手配済み。
ライザーを交換しておいて欲しいとのリクエストでしたのでライザーを交換。1インチ→3インチに変更。



続いてFXR4。こちらはオイルポンプ回りのパーツ待ちです。
キックスタンドのフレーム側ストッパーと、キックスタンド自体が摩耗してスタンドを出した時見た目危険な感じになっておりました。しっかり車重が乗っていればスタンドが外れる事は無いのですが精神的にヨロシク無い、、という訳でせめてキックスタンドだけでもマトモなものに交換しておきます。

擦り減るのはフレーム側のコの字の凹み部分。ここは溶接で肉盛りするなりしないと直せません。

何よりスタンド側のストッパープレート自体が曲がって削れてしまっております。体重100kgを超える前オーナー様でしたので負荷が掛かっていたのかなぁ?笑

で、キックスタンドは店に転がっていた中古良品と交換。セカンダリーアームのアッパースプリングは新品に交換しておきました。スッキリサッパリしました。

お次は明日クイック対応させて頂く'90y FXRの作業準備。日帰りリアエンド交換は新潟のお客様に次いでこれで2度目。

ポリッシュしてあるスイングアームは養生し、パーツを揃えました。ブレーキ回りの細かな部品が不足してますが、これは明日午後にも届く予定。ブレーキは全てやり直しなのでブレーキホースの長さが用意したもので間に合うと良いのですが、、

で、作業はまたFXR4に戻ります。オイルタンク(アメリカ式に言えばオイルバッグ)をガソリンで徹底洗浄します。

オイルタンクに残っていたオイル分は灰色に濁っています。オイルフィルターを飛び越えここまでスラッジは回る、という事。


ガソリンがほぼほぼ綺麗になるまで洗浄を繰り返した結果がこれ。凄まじいスラッジが入っていました。エンジンが半ブローした車両ですのでこんな感じです。

明日は他にも浜松から別のFXRのお客様がエンジン+車体回りのカスタマイズで入庫されます。その作業に「後期オイルタンクへの交換」、というリクエストがありましたのでこれまたストックしている後期用オイルタンクを引っ張り出し、こちらも洗浄。
因みに後期オイルタンクはオイルライン取り出し口の位置が'89yまでの前期モデルと異なる訳ですが、オイル窓が付いているのが普通です。ところがFXR4のオイルタンクにはこのオイル窓自体がありません。オイルリークをしたりする事がありましたので無くしてしまったという事だと思います。"オイル窓無し"の後期オイルタンクは非常にレアです。
用意したオイルタンクはツインカムコンバートで不要になった車両のものですので、スラッジは皆無でタンクの底にカーボンが堆積していた程度。当然状態は良いものをチョイスしています。このまま数日放置して乾燥させます。

T-man 107" FXDBで使うグライド18インチホイールにタイヤをセットしました。T31はタイヤの性能は文句無いのですが、なにせサイドウォールが硬くて、チェンジャーを回していると自然にビートが浮いてくるのでひとりで填めるのは無理でした、、、泣

明日5日(土)は終日クイック作業が入っている上に入庫も控えているのでお客様がバッティングするかと思います。という訳で明日の接客はほぼ無理だと思いますので、何卒ご理解を頂きたいと思います。