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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZ MIZUTANI 

2006 - 2019 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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ご報告。

今年のボンネビル・モーターサイクル スピードトライアルについて記しておきます。

ev02a.jpg
※画像出展:zeezoon



今期のボンネビル・モーターサイクルスピードトライアル(以下BMST)でのモビテック様のライダーとしての契約が無くなったのは前記した通りです。

その後自分なりにいろいろ考えました。これまでは自らの事、特にレースに於いては全てを自分ひとりで判断してきた訳ですが、今回は流石に決め兼ねるところがあり、少なからず気心知れた知人らには打ち明け、相談にのって頂きました。


この9年間はずっとライダーとして参戦してきました。ですので今更誰かをサポートする側にまわるという事は考えてもいませんでした。
ましてやお会いした事もないライダーを突然紹介されても微妙な訳で、一緒にやっていくのは当方の性格上無理じゃないかとも思っていました。
どうにも考えが纏まらないまま、先週末のEV-02A国内最終テストに同行。

早朝4時からの限られた時間の中でテストは行われたのですが、その際、自分が出来る事、協力できる事は少なからずまだある、という事に今更ながら気がつきました。

というのもプロフェッショナルと呼ばれる方からアマチュアまで多くの日本人ライダーのいる中で、実際ボンネビルの塩の上を走った経験のあるライダーは非常に限られている、という事です。

特殊な路面状況は勿論の事、ライディングの仕方も特異です。
加えて人の手で作られたクローズドサーキットとは異なり、有りの侭の自然の大地を走るが故、塩の状況や風といった"自然そのもの"が最大の敵となります。その刻々と変わる状況を先読みしてインコースしていく、勘と経験値が必要となります。

そして更に他のレースと違うところは、ボンネビルは"偉大な草レース"だという事ではないかと思います。たとえBMSTがFIM/AMAの公認レースだとしても、一般のレースのように対チームで争う訳では無く、個人の、一人一人のレーサーに重きがおかれます。
ですので当方がハーレーから電気バイクにシフトして参戦しても、車両は何だって関係無い訳です。

そんなレースですから当方が居る事と居ない事では、レース運びが全く変わると思います。
これは歴とした"事実"ですし、何より当方が9年かけて築き上げた、ボンネビルでの自分自身の"立ち位置"であると断言出来ます。

例えばレースウィーク中は昼夜問わず他のレーサーと顔を合わせます。
プレスタートやスタートエリアでは勿論の事、夕食に出かけるビュッフェやカフェ、スーパーマーケットでさえ四六時中誰かと会うので耐えず情報交換を行います。くだらないジョークの類からシリアスなトラブルの話まで、それは毎年行われる日常的な風景ですが、それこそが"ボンネビル"であると当方は感じます。


EVバイクのライダーを降りた、という旨をFBやメッセンジャーを介してBMSTの連中にも発信したのですが、誰もが暖かい言葉を贈ってくれて、"それでも現地には来いよ"、という有り難いメッセージばかりでした。

特に世話になっているキットのチームのジェーンは、「アナタは長きに渡りレースをずっと続けてきた。それを皆んなは知っている。だから偶にはレースで悩んだり疲れたりする事なく、ピットからのんびり観戦するボンネビルもまた素敵なものよ」とメールをくれました。

いつも身近に居てくれて、ずっと気を遣ってくれるジェーンだからこそ特に心に響くものがありました。
モビテック様との契約交渉も当然御座いましたが、多くのライダーの意見に従い現地へ向かおう、心に決めました。

今年の"BMST 2019"はモビテック様の"EVバイクプロジェクト"のアドバイザー兼チーム監督(兼メカニック)として、現地に向かわせて頂く所存で御座います。


いつも言っていますが、ボンネビルでのレースは"時の運"も必要です。
実力があったとしても、勝てるかどうかは神のみぞ知るレースだと思います。

しかしながら、勝つか負けるかは別として、正しい方向に"賽を振る"事は可能だと思います。
自分が関わらせて頂く事で少しでも良い結果に結びつけるよう、全力でレースのサポートに当たりたいと思います。

なおこの決断に際して御指南を頂いた"スクーデリアオクムラ"奥村様、"クシタニ"櫛谷様、岩崎さん、深見さん、"TEAM MIRAI"岸本様、"ソリッドコアM/C"テル、"スターM/C"小関さん、そして何よりもボンネビルに集うSALTY RACERの皆様にはこの場をお借りして感謝したいと思います。

これまでのレース同様、皆様からの応援を頂ければ幸いです。

マルマス@水谷


※8月23日〜9月1日の10日間、渡米の為臨時休業とさせて頂きます。
皆様のご理解とご協力を何卒宜しくお願い致します。
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