2019.06.16 Sun
T-man SE124RX FXDB + Bonneville SPL Exhaust 76.3 to 118mm.

もともとは当店とスターM/Cオリジナルの"ボンネビル・スペシャル"のテールエンド形状を変更したものをセット頂いておりましたが、ブルズアイさんのダイノマシンで計測したところ、まだまだパワーは出る、という判断だったので更に排気効率を上げるべく一新。
2インチのフロントパイプこそストックのままですが、コレクター(集合)部分を見直しストックの70.0mmから76.3mmへ拡大、サイレンサー内部も76.3mmのままストレート形状で抜きました。よってサイレンサーの消音材は最低限となりましたが太くなったパイプ径故音質は更に低くなり、ほとんどクルマのような排気音になっています。

テールエンドはオーナー様のスイングアームが排気で汚れるのが嫌だから、という事でエビ管でターンアウト。ここは怒涛の118mmというとんでも無い太さになっていますが、この車両にはマッチしていると思います。

本来マフラーはエンジンの仕様によってパイプ径や管長を変え専用にセットするものです。車のレースカーで考えれば分かりやすいかと思います。
マフラーの曲げ具合やヘッドのフローでも変化する為、本当にパワーを出すマフラーを製作するという事は試行錯誤しか無い訳でして相当奥が深いのがエキゾーストです。
当方の経験上、CNCヘッドで最適なフローが実現出来ている車両の場合、ハーレーのOHVツインエンジンでは排気を抜けば抜くほどパワーが上がる印象が強いです。
実際当方の2台のレーサーは短めの直管マフラーですが、低速トルクが無いのかと言えば全くそうではなく、超!ハイギアに振ったファイナルでも問題なくて、ボンネビルではどのギアでもグングン加速します。

追加の料金こそ発生しますが、こういった後々の改造が比較的簡単に出来るのも6ピース構造の有利なポイントです。
一本のマフラーを長く、ずっと使って頂く為の工夫です。

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