2019.05.12 Sun
'10y XL883L / '05y TC95 FXDX作業開始。
ここ最近日に日に腕の力が落ち、首と腕、そして左足の指の一部の痛みが酷くなってきています。TC96ダイナは勿論の事、TC88ダイナでも押し引きする事が出来ません。GW明けから再度通院を考えてはいたのですが、なかなか忙しくて病院に行く暇も無い状況で、、趣味の釣りでロッドを振るのも辛くなってきたので、この先々の事を考えると正直気分が滅入ります。。
がしかし、お客さんは沢山待っておられるので頑張らないといけません。
FXRやスポーツスターには今はなんとか乗れるので、出来る限り走らせます。

本日引き取りに来て頂いたオーナー様にフロントブレーキローターとタペットが気になる事を伝えました。まぁ今直ぐに対応しなければならないレベルでは無いので、追い追い考えて頂ければ良いかと思います。引き取り誠に有難う御座いました。

さて、FXDXを進めます。バッテリーが斜めに着いてますが、これは故意に、でしょうかね??



インナープライマリーにはチェーンの干渉跡が1箇所。チェーンテンショナーのシューも結構凸凹です。


オイル漏れはT/Mメインシャフトシールではなく、インナープライマリーのT/Mメインシャフトシールからでした。

念の為T/Mケースのメインシャフトシール側もチェックします。Fドライブプーリーのスプロケットナットも錆びて外すのは大変でした。

うーん、気持ちしっとりしてますねぇ。ここまで分解したら必ず交換します。

スペーサーは特に段差も無くて問題無し。


で、最大の問題点がこちら。T/Mメインシャフトレースが奥に挿さり混んでしまいメインドライブギアにまで食い込んでいます。過走行車両では偶にありますが、ここまで酷いのは初めて見ました。元の位置から4-5mm動いています。

SSTを使って取り外しを試みますが、レースとドライブギアの隙間が無い為当然外す事は出来ず。

で、どうしたかというと、サンダーでレースに溝を何箇所も掘り、その溝にSSTを引っ掛けた後、ガストーチで炙って温めてから抜き取りました。

T/Mメインシャフトには一切傷は入りませんでした。

メインシャフトのオイルシールはレースに押されてしまい、数ミリ奥に嵌まり込んでしまっています。これではオイルシールのリップ部分が潰され、正常に機能していなかったと思います。

今回上手く外すことが出来ましたが、2時間はゆうに無駄な時間を費やしました。失敗していたらT/Mアッセンブリをケースから外す羽目になりますので、緊張を強いられました。サンダーを片手で使ったりハンマーで叩いたり、、もう今日は腕が限界です。

後片付けをしているところにショベルFLHのお客様が来店され、急遽レギュレターを交換。
さてさて、明日もFXDX作業は続きます。

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