2019.04.16 Tue
MARUMASU 2000APS-PG モックアップ組立。
その後店の一番奥に仕舞い込んであった赤いレーサーを引っ張り出して作業スペースに設置。

3〜4年放置してたので更に錆は進行しています。



チェーンは2013-2014年と2年連続で使いました、、一度でもボンネビルで走るとシールチェーンと言えど錆びて簡単に固着してしまうのですが、当時テルと二人でチェーンをCRCで揉んでそのまま再使用。笑
それでも2014年はAMAのナショナルチャンピオンを獲れたのですからラッキーでした。

今回はショーに向けての"仮組み"ですので中身ドンガラで組む訳ですが、唯一ピポットマウントの部分の手直しだけはキチンとやっておきたかったのでやり直しします。

既存のアイソレーターを外し、当店オリジナルのリジカラに交換します。


これでピポットは適正な位置に固定された事になります。

ボンネビルでは常にフルパワーで数分間走る為、2次ドライブにエンジンが引っ張られ、プライマリーカバーが左側のピポットブロックにヒットします。最悪の場合プライマリーカバーが割れてしまいますので、ここは是非対策したいと考えていました。これでそのようなトラブルは皆無になると思います。

走行中に塩が直接当たる部分はサンドブラストを行なった状態と同等です。パウダーコートであろうが簡単に剥がれてしまいます。

取り敢えずドンガラのエンジンをさっと組みます。積み重ねるだけですので1時間もあれば完成します。



エンジンが組み上がったら補記類をガシガシと付けます。






本日zeezoonさんから受け取ったアッパーカウルをセットします。ドライカーボンでカナードを製作して頂きました。

ダウンフォース効果は高いと思うのですが、実際必要なのかどうかは不明、、しかし格好良いのでこれはこれで良しとします。格好良い車両は速いですから。笑

リアにも新たにサイドウイングを追加。こちらもドライカーボンで焼いて頂きました。

お尻の部分が寂しいので予備に保管していたスポンサー様のステッカーを貼り付け。ボンネビルで仲良くして頂いているチームのステッカーも其処ら彼処に張りました。

当方がエントリーしているAPSクラスは"パーティカルストリームライニングクラス"ですので車体を横から見た時にライダーの全身が見えていればあとはフルカウリングで覆ってしまっても問題ありません。
ですのでボンネビルでは、スッポリと車体を覆ってしまい、空力的に有利な"マグロ"か”タマゴ”みたな車両が多い訳です。
しかし、巨大なカウルで覆ってしまっては、もはやハーレーでも隼でも変わりは無い訳でして(当然出る速度や排気音は全く違う訳ですが)、「ハーレーらしさ=エンジンの造形」だと思っている当方は、敢えてエンジンを見えるようカウリングを設計しています。正直スピードでは不利になりますが、それでもそれが拘りとなっている為、今回のように空力デバイスをどんどん追加する事で他の車両と差別化を図っています。
記録を狙うのはレースなので当然ですが、同じ狙うにしても自分が格好良い、と思える車体で挑戦したいと思っています。

このあとは車体右側の作業となります。

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| 2019 Racer | 03:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑