2019.03.20 Wed
その後の経過。
神経性の痛みなので天候や気温に左右される事が多く、暖かいと比較的楽になるのですが、寒いと痛みが酷く、腕には常に痛みが生じる為日常生活にも支障を来しています。
仕事で言えば車両移動時の押し引きが困難であったり、腕の力が入らないので工具が上手く握れず、工具が手から滑り落ちることもしばしば。規定トルクに届かない事が多いのでラチェットはロングハンドルを使い、トルクレンチが手放せないようになりました。
日常的な事では箸やナイフ、フォークが上手く使えなかったり、18リットルの灯油ポリタンクが持てない程腕力と握力が低下。最も握力が低下した際は、両手共に20kg台と男性としては有り得ない程弱くなっていました。
知人やお客様を通じて様々な病院を紹介して頂き、自分でも調べてみては治療に励んできたつもりではありますが、頼みの綱だったレース専用保険の有効期限半年も先月で切れ、ここからは自らの健康保険を使っての治療となっています。
CTやMRIを使っての検査や投薬といった西洋医学的なアプローチに加え、リハビリによる東洋医学的な見解からも改善の糸口を見つけようと思っておりました。しかし、ここ一ヶ月間投薬による神経の緩和も一向に改善の様子も無く、手術の必要性がかなり高くなって参りました。
ご存知のとおり脊髄、それも首の手術はリスクが高く、非常に危険を伴います。
従って最も重要なのは何処で手術を行うのか、だと思うのですが、現在はなるべく近県で、術例の多い病院を探している状況です。
最新の手術方法には保険適用外の手術も多く、実費負担は正直厳しいものがあるし、果たして最新医療が良いのかどうかも自分には判断が出来ません。よって幼馴染の医師や看護師に相談する日々なのですが、最後はもう担当医の人間性で判断するしかないのかもしれません。



正直この歳になるまで怪我や病気といったものに無縁の生活をして参りました。それは単に運が良かっただけかもしれませんが、体に不具合が出たり、その為に通院しなければならないストレスというのは正直堪え難いものがあり、前向きにいかなきゃ、と思っていても、自分の今の仕事や、ましてや将来的な生活にまで支障が出る可能性があるとなると誰でも悩むものだと思います。
ボンネビルでのレースに関しましては、自分の体の事も勿論ですが、車体側の問題も未だ解決出来ていない箇所があり、より多くの有識者の方のご意見を伺ったり、他のライダーやテスターの方にもEV-02をライディングして頂いて評価をしている最中です。
よって、今年のボンネビルにモビテック様がエントリー出来るのかどうかは現時点では不明ですし、仮に出場するとしても当方が継続して乗るのか(乗る事が出来るのか)、別のライダーさんに乗って頂くのか、それとも2トップでいくのか等、こちらも何も決まっていない状況です。
個人的には可能な限り国内でのテストや開発支援には参加したいと思っていますが、まぁそれも自分の身体次第なのかなと思います。
大袈裟かもしれませんが、自分の人生の一時期を賭けたレースでの怪我とは言っても、現状全てが納得出来るものではないですし、このまま落魄れていって諦めるのはもっと悔しい。
元通りの体に戻さないと、仕事も、日常の生活も、まだあと何十年かは続く訳ですし、何よりこんな感じの当方でもひたすら待って下さるお客様が少なからずいらっしゃいます。
その為にも、しばし治療に専念しなければならない期間が訪れるかもしれませんが、その節はどうかご協力を宜しくお願い致します。
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