2019.03.18 Mon
'08y T-man 107" FXDB / '07y SE120R FXDL フロントエンドの作業。

こちらが外したFXDBのフロントホイール。シングルディスク用ですのでダブルディスクには出来ません。

オーナーさんが用意してくれたのは高年式のダイナ用純正キャストホイール。デザインは異なりますが320φローターをセットすればあまり違いは分からないかと思います。パウダーコートは当店で施工。

ダブルディスク化に従い、車種相違のFアウターパイプを流用しました。よって、フロントフェンダーのマウント穴位置が異なる為、マウントブラケットを新設しました。これからDIYでペイントを行います。

ご存知のとおり高年式モデルのホイール用シールドベアリングは嵌め合いクリアランスがバカほどタイトで、SSTも壊れる勢いです。よってストーブでゆっくりと温めておいてから抜き取ります。

続いて120R FXDL。35000キロ以上走った前後サスペンションのO/Hを行います。

まずはリアのオーリンズ製ショックを外しました。

インナーロッドには漏れたオイルが付着。まぁ距離相応、といったところでしょうか。

フロントエンドも外すのでリアには適当なサスを装着しておきます。

外したフロントフェンダータブ。比較的綺麗にされている車両ですが、それでも塩化カリウムによると思われる錆が酷く、遣れ具合は悲しくなる程。富山の厳しさが伺えます。

アクスルシャフトやフェンダー取り付けボルトも当然同様。

地元でツインカム車両をメンテナンスしてくれるショップさんが少ないという事で、過走行にも関わらず明らかなメンテナンス不足。ネックベアリングが痛んでおり直進の位置で止まってしまいます、、

年間に数万キロ走行する事を、よく自慢げに話す方がお見えになりますが(当店にそのようなお客様は居ませんが)、全ての機関がすり減って摩耗している、という事の裏返し。そういった車両に限って走ることに固執するあまり、メンテナンスが疎かになっている場合が多々あります。
例えばTC88でも初期のモデルであれば20年近く経過してしまっております。
ご自身でメンテナンスを行っている方も、行きつけのショップさんで面倒を見て頂いている方も、しっかり整備を行い最良の状態でオートバイを楽しんで頂きたいと思います。

今週後半にもスクーデリア・オクムラさんに持ち込みたいと思います。

追記:
現時点で車検入庫すら出来ないお客様が何人もいらっしゃいます。次々納車出来れば良いのですが、仕上げ段階でトラブルが出たり、もしくはパーツの入手が上手くいかなかったりで入庫車両が一台として出て行っていないのが現状です。
出来る限りの努力はするつもりですが、ここ数日は改善の見込みも御座いません。
クイック対応すらままならない状況下ですのでGW辺りまで作業の受付を控えたいと思います。
但しお時間を頂ける作業については随時ご相談に乗らせて頂きますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力を頂ければ幸いです。
- 関連記事
-
- '97y FXD 整備完了。 (2019/03/24)
- '97y FXD 整備。 (2019/03/23)
- '08y T-man 107" FXDB / '07y SE120R FXDL フロントエンドの作業。 (2019/03/18)
- '08y T-man 107cu" FXDB ボンネビル・スイングアーム交換 (2019/03/16)
- '01y FXDL / '00y FXR4。 (2019/03/01)