2019.01.16 Wed
'89y GR77C GSX-R750 作業。

エンジンオイル交換+添加剤注入、プライマリーオイルのチェック、リアブレーキフルードの完全交換を行わせて頂きました。後輪140HP弱のパワーと最高速240km/h GPSを記録するこの車両、日々のメンテナンスがあってこそ大きなトラブルも無く乗れる訳ですね。オーナーさんの乗り方が上手いのは言うまでもありません。

オリジナル・アルミスイングアームの製作に必要な各部のクリアラスを計測させて頂きました。



鈴鹿での打ち合わせ終了後、夕方からはGSX-Rを作業。

スターターカバーをヨシムラの復刻カバーに変更。

続いては張り付いていたクラッチパックを修理。実作業よりもカバーを外した時のガスケット剥がしの方が遥かに手間が掛かるのはハーレーも国産も同じです。

クラッチパックのリカバリー終了。

クラッチカバーのガスケットを剥がしてオイルストーンで面出し。この頃の国産車はペーパーガスケットなのですが、絶対に漏れてないところが材質と精度の良さかと。

ふー。クリーニング完了。

で、カバーをセット。エンジンオイルは一晩置いてから明日入れます。因みにGR77Cは4.5Lものオイルが入ります。


続いてキャブレター。ゆっくりスロットルを開けていくとレッドゾーンまで回るのですが、素早いスロットルワークを行うとストールします。もともと長期保管車両だったのでフロートボウル内部がドロドロになっているのでしょう。

この年式のGSX-Rは負圧式キャブレター。ハーレーのCVキャブレターと同じ構造です。


純正キャブレターはO/Hするつもりですが、キャブレター無しでは始動出来ないのでとりあえず仮でFCRをセット。以前GR71Gにセットした事がある37φです。



やっぱりFCRは格好も良いですねぇ。

国産車両を弄るのは当方にとっては丁度良い"息抜き"。深く考える事もなく、悩む事も無いのでハーレー作業の合間の気分転換には持ってこいの作業です。
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