2018.12.30 Sun
2018年の仕事納め。

FXSBをちょっとやってみようかと思いましたが、ライザーを交換しただけで止め。笑


CBは行き場所が無くなり無理矢理店内へ。ハーレーに比べると極端にホイールベースが短いので保管時は助かります。年明け暖かかったら近所をグルッと乗ってみようかとも思っています。

毎年出来ていなかった工具を拭き上げます。。




しかし、スパナだけで腕が痛くなってきたので早々に敗退、、、根性無し。

で、"ピストンの墓場"からピストンを発掘。TC88 FXRSで再利用するピストンを探します。

因みに。TC88とTC96エンジンはストローク違いなだけなのでボアは同じです。ですがピストンのハイトは全く異なっており、TC96の方がより現代的なピストンデザインになっています。

発掘したのはTC88 STDが4セット、そしてTC88改95(1550cc) STDが1セット。最悪の場合、1550ccにシリンダーをボアアウトすればSTDサイズで使えます。

一応全てのピストンを計測しましたが、フラッタリングを起こしていない限りピストン側は極端に磨り減る事はありません。つまり、通常ピストンリングとシリンダースリーブが磨り減っていく訳ですが、STDサイズピストンでいくのなら、どれもリミットまで1/100-2/100だった為、正直ライフが長くありません。乗り方や走行距離にもよりますが、1〜2年で排気にオイルが混ざるように(つまりはオイル上がり)なると思います。
ここは敢えてのTC88のまま新品O/Sピストンを用意して組み直すか、またはこの中古1550ピストンSTDを使ってシリンダーボーリングするのか、ふたつにひとつしか方法は無いかと。
勿論ライフが短いのを承知でリングだけ新品にしてTC88 STDで組む、という手もあるにはありますが、、
1550ccは純正鋳造ピストンが既に廃盤となっています。ですのでSTDを使い切ったら、次は社外ピストンで組む事になります。社外ならS&Sでも高性能なJEでも、それこそ何でもあるので特に困る事はありません。
しかしながら箱根ターンパイクのような中速〜高速コーナーの多い峠でバンバンリミット近くまで当てる乗り方なら、敢えての88も有りです。
88のまま組み直すか、95にするかは部品の入手具合で考えたいと思います。

※今回このTC88エンジンは約3万円!で入手したクランクケース+フライホイール有りきで進めています。
実際フライホイールがマトモに使えるのかどうかも怪しい為(勿論静態でのチェックでは問題ないのですが、火を入れてみないと分からない)、とりあえず使えるかどうかを知る為に、なるべく安価で済ませられるよう、ほとんどの部品を中古で揃えたいと思っています。これはオーナーさんにも了解済みですので、最悪火を入れてダメだった、という事も100%無いとは言い切れません。
普通中古ピストンなんてものは絶対に使いませんが、今回は上記のような理由で進めておりますので通常の作業とは少し異なります。
| FXR on T/C | 23:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑