2018.09.17 Mon
XL1200 中古SEヘッド検証。

走行距離は2500kmで外したというトップエンド。シリンダーやスパークプラグの状況は悪くありません。因みにスパークプラグを外すにも両手を使わないと外せないというポンコツ具合、、まだ全然駄目みたい。

現行XLではリアバンク側にヘッド温度センサーが付いています。画像のSSTが無いとケーブルを傷めずに外す事は困難です。

燃焼室のカーボンは少し多めでしょうか。

今日は終日店に居る、と謳ってありましたので常連さんらがチラホラ様子を見がてらご来店。有難い限り。シャッターは相変わらず嵌め殺しで壊れたままです、、


で、まずは燃焼室を軽くブラスト。サンドブラストではありませんのでお間違えなく。カーボンを除去してビックリ。燃焼室加工してあるとは伺っておりましたが、ごっそり削ってしまっております。これでは極端に圧縮比が落ちてしまうので全くパワーが出なかったと思います。

念の為バルブシートの摩耗と痛み具合をチェック。しかしこの特殊なバルブコッター部分、初めて見ました。バルブシャフトよりもコッターのミミの方が明らかに大きいのでバルブガイドからバルブが全く抜けません。ガイドをヒートしてから圧入しているのかもしれませんが、ちょっと有り得ない構造。ロックタイトでも固まっているのかとブラッシングしてみたりもしましたが、何も変わらず、、、なんなんでしょ、これ。

このヘッド、2007-2017yまでの1200ccスポーツで使うヘッドでして、#16874-07/#16877-07の組み合わせとなっております。CNCヘッドではなくビックバルブが入った程度のボルトオンヘッドですが、ここまで燃焼室を削ってしまっていると流石に使用しても意味が無いと思います。

という訳でこのヘッドはお蔵入りとなりました。残念。

肝心の当方の両手についてですが、やはり動かした後はまだ腫れが出てくるので作業する事はご法度みたいです。当店常連さんが整骨院で働く整体師さんですので本日詳しく診てもらったのですが、やはり全然駄目みたい。
当方が無理して患部を動かしてしまっている事も病状回復を遅らせているという事ですので、明日から教えて頂いた治療を行いつつ、安静にしていたいと思います。
Hさん、O君、感謝です。
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