2018.08.28 Tue
Racing Day #02 - 184mph(296km/h) Crashed.







お昼近くになってようやく風は収まり、オンコース。


またしても8の字を書くような揺れが250-270km/h前後で発生しておりデータにもその兆候が出ています。車載してある360度カメラの画像でも確認します。

そこで日本に居るS氏に連絡を行い、対処方法を処置。当方は初めて知った方法です。


途中仲の良いボランテイアのトムがピットに寄ってくれたのでしばし釣り談義。彼も根っからの釣り人です。

そして再度オンコース。結果は150mph台に終始しているのですが、フロントサスに施した対策効果が出ている感じはあります。






昼食を挟み、更に改良を施しコースへ。


今日の3本目、午後からのアタックはほぼ無風状態。
風の影響を受けていた事も揺れの原因のひとつのようですから、風が無いチャンスに出来る限り速度を上げました。
いつもより速い速度で計測区間に進入出来、スロットルをじわじわ絞ろうかとした瞬間フロントから車体が暴れ出し、体を起こしたり逆に車体に伏せたりイロイロ対処している間にも横揺れは激しくなる一方。もうどうにも駄目だったのでフロントブレーキをフルロックさせて車体をフロントからスリップダウンさせ、自分は車体から吹っ飛ばされました。
まぁ何度転がったか分からない位塩の上を転がり、転がりながらも受け身をしなきゃ、と考える時間があった程散々転がってからようやく停止。バイクは百メートル程離れたコース上に横になって止まっていました。
直ぐさま待機するレスキューに助けられ救急車両へ。幸い特に骨が折れているような事もなく、頭部に衝撃は感じなかったので意識もはっきりしておりました。
そこでレスキューに"184mph(294km/h)で転んでほぼ無傷とは奇跡的だ"、と聞かされました。まぁ自分でもそう思います。


クシタニさんのフルパッド・フルレーシング仕様のスーツやグローブ、ブーツのお陰で大した傷もありませんでした。本当に有難う御座いました。

車体は右にスリップダウンしていたのですが、スライダーやステップが見事に折れてなくなっており、そのお陰で車体は路面に引っ掛かって空中回転することなく、右側を下に向けたまま滑っていたようです。

カウルは相当しっかり製作して頂いておりますので割れて粉々になるような事もなく、車体スライダーの役目を果たしてくれていました。

早速モビテックさんの手により内部の損傷状況を確認して頂きます。




スリップダウンさせた痕跡がはっきりと残るフロントタイヤ。











多くの期待に応えられなくて本当に申し訳ない限りです。
レースを長時間中断してしまった事、それでも沢山のレーサーやボランティアスタッフ、インスペクターらが皆無事を喜んでくれた事に、心から感謝しています。
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