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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZ MIZUTANI 

2006 - 2018 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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"TERU"のこと。

あくまで私的な記事となります。

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テルの事を知っている当店のお客様は多いので、その方達に向けてもこのブログを書いておきたいと思います。
昨日車両引取りの為大阪に前入りした訳ですが、久しぶりにテルに連絡して一緒に晩飯を食いました。その際に独立して店を出すという事を初めて聞き、彼から真新しい名刺を受け取りました。

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テルが初めてボンネビルにやってきたのは2012年。当方がFXLRにフルカウルを装着してエントリーした3度目のボンネビルでした。
何も調べず、着の身着のままヒッチハイクでやってきたみたいですが、生憎終始コースに出ていた当方と会うことは無く、クシタニのジュンさんからそんな若者が来てましたよ、とは伺ってはいたものの、結局テルと初めて会ったのは帰国してからとなりました。

そこからテルと連絡を取るようになり、知っての通り彼が務めていたオートバイ屋が店を畳み、どういう訳かウチで丁稚奉公する事となり三重に引っ越してきました。
半年は給料は無いからそのつもりで、という約束通りテルは無給で働き、夜は紹介した賄い付きのレストランで働き暮らしてました。内燃機の仕事はシビアで相当に厳しく接した為、強烈に怒られてばかりでしたが、屈する事もなくよく頑張ったと思います。

その後本当にやりたいのは日本車のエンジンメンテナンスだ、と聞き、それじゃウチにいても仕方ないぞ、という事になり彼は愛知のホンダ系列のディーラーへ転職。
それからもテルは毎年毎年手弁当でボンネビルに駆けつけ、気がつけばテルも6度目のボンネビル。もうベテランの領域です。

テルには目標があります。自身で組んだ国産4発の250ccでボンネビル・スピードトライアルに出場し、レコードを狙うという夢。
まぁ客観的に見てもまだまだ腕は半人前ですし、彼が狙うクラスには2ストローク車両も混ざるので4ストロークの車両で勝とうというのは相当にハードルは高い。簡単に勝てるクラスでは無い事は当方でも安易に想像出来ます。

しかし、そんな夢を諦めない姿勢は好感が持てますし、それを誰の手も借りず、自分自身で切り開いていこうという姿勢は共感するものもあります。若さ故、と言ってしまえばそれで終わりかもしれませんが、彼のようなハングリーさとバイタリティがもう50を超えた当方にも残っているのか、と自問自答する事も多々あります。

だから今回独立するにあたり彼から相談を受けたことも一切ありませんでしたし、自分で働いて工面した幾許かの現金と、一年間バンクーバーのショップで働いた経験とコネクションを最大限使い、一世一代の大勝負に出たのだと思います。それは如何にもテルらしいと感じます。

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テルは"ボンネビル一番の日傘持ち"と自負しており(笑)、実際当方が今まで出場してきたレース、それはモビテック様のEVプロジェクトも踏まえ、いつも当方の傍らには彼がいました。

テルはレースにこそ出場した事はありませんが、ボンネビルならではの流儀、といでもいいましょうか、国籍、年齢を問わずお互いが助け合うという姿勢や、レースに出場させて”貰っている”、という謙虚な気持ちを常日頃から理解しています。
だから1度や2度ボンネビルを走ったからといって天狗になってみたり、売名行為的な事に終始するような人間に比べても、よほどテルの方がボンネビルの本質を分かっているし、実際レースに来ている他のチームの連中にも認知されています。

テルの夢が叶い本当にボンネビルに"ライダー"として戻る事があれば、周囲の皆んなは誰もが彼を暖かく迎え入れる事は間違いないですし、なんなら当方が"傘持ち"します。これは冗談でもなんでもなく、本当にそうしなければならないと思っています。

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テルは現在26歳、今年のレースにも懲りずにまたやってきます。
バンクーバーでひと仕事してからソルトレイクシティへとやってくるので当方より1日遅い到着となります。

ソルトレイクシティからウェンドーバー方面に向かうグレイハウンドバスはAM11:00/PM11:00のたった2本のみ。
彼が乗る飛行機が到着する時間を考えるとギリギリ間に合わないという間の悪さ。笑
バスはまず無理なんで多分ヒッチハイクで向かいます、と飄々と言ってのける彼は果たして相当な大物なのか、それともただの馬鹿なのか、長く付き合っていても一向に分かりませんが、少なくともテルはボンネビルには無くてはならないクルーのひとり。

これからは同業者としてお互い切磋琢磨していく事となりますが、得意の飄々としたスタイルで上手く商売を回していって欲しいものだと思います。テルがボンネビルから帰った来月9月2日、彼の店"ソリッドコア・モーターサイクルワークス"は新装開店致します。


"SOLIDCORE MOTORCYCLE WORKS"
TERUHIKO "TERU" MORIGAMI

大阪市天王寺区逢坂1丁目33-6
Phone 06-6776-9644
Fax 06-6776-9655

因みに名刺の青と白はボンネビルの景色、屋号の"MOTORCYCLE"はウチのマルマスモーターサイクルから、"WORKS"は実家の商売から取りました、との事。まぁイロイロ、思ったよりもテルはしっかりしているのかも。。


※本日CB550フォア納車させて頂きました。遠方からご足労頂き誠に有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。
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