2018.06.05 Tue
'75y CB550F II テストライド。
まずは北上してR421、石榑(いしぐれ)峠を超えて滋賀県彦根市に抜けるルートを走行。当方が若かった頃はクルマの対向も出来ないような所謂、"三桁酷道"だったのですが、数年前に石榑トンネルが開通し気軽に彦根に抜ける事が出来るようになりました。

日野の市街で一服。曇ってはいますが雨はまだあたっておりません。

目的地のひとつ、"CUSTOM WORKS ZON"さんでもまた一服。スマホを見ずに向かっていた為、かなり道を迷いました。。

帰路は国道1号線で鈴鹿峠を越えて戻ろうかと考えてましたが、鈴鹿スカイラインが全面開通していたので急遽スカイラインを登る事にしました。ここ中部では昔から有名な峠道で、十代の頃はJRPのレーシングスーツに身を包み、2ストロークのレーサーレプリカで足繁く通った峠でもあります。
峠に上る前に100km程走っていましたので麓のスタンドで満タン給油。5.5リットル入りましたのでリッター20km弱走る計算になります。

装着してきたT-REVの効果は絶大で、エンジンブレーキを多様する峠ではシフトダウン時のエンブレが最小になり、まるで2ストロークの車両に乗っているようにスムーズに走行が出来ます。
また、CB550も4000-4500rpm以上の回転域をキープ出来れば、それ相応に速いという事も分かりました。結局本日は150km程走行。

これが今回装着していったT-REV。以前GSX-R750RRでもその効果の凄まじさを高速走行時に体感出来ましたが、スロットルのON/OFFを酷使するサーキットや峠では更に効果が絶大であると確信した次第です。

実のところ来週からEVバイクのテストが始まりますので今は怪我をする事が絶対に出来ません。ですのでなるべく単車には乗らないでおこうと思う訳ですが、実際乗らないと分からない事も多々ありますし、何より単車に乗り、単車を"操る感覚”を研ぎ澄ましておかないといけないところもあったりします。
CBのようなネイキッドモデルでは単車の操作の基本が全て盛り込まれています。
ニーグリップしたり、体重移動、コーナー進入時や途中でのリアブレーキの活用など、ハーレーでは忘れていた部分を思い返す事が出来たりします。勿論、膝を擦るような事もタイヤのミミまで寝かし込む事も、現在の当方には技術的にも、車両的にも無理なのですが、それでも乗っているうちにスムーズ且つ安全マージンを残しつつも出来るだけ速く走ろうと努めるようになります。
このCBはガソリンフルタンク状態で200kgちょっと、今度乗るEV-02は400kg超ですので単純に倍の重さの車両を操る訳ですが、それでも根本にある単車の操り方は同じだと言えます。
今日はこのCB550F2の車両評価を行う為走らせた訳ですが、なにか色々気づかされて、良い刺激になった1日でした。

そんな訳で、このF2、相当に良いです。笑
エンジンは頗る素直で静かですしピックアップの鋭さは目を見張るものがあります(速くはないですケド)。
足回りも前後共にバランスが良いのでこのままで良いと思います。
少し走りに自信のある方なら、タイヤをもう少しグリップ力の高いものに交換しても相当に楽しめると思います。
70年代の車両というよりも80年代の車両、CBというよりCBXのように安定して信頼出来る車両ですので旧車とはいえ現行車両と比べても最高速度以外なんら劣る部分は無いです。
という訳で、新規車検を2年付けて、近日中にも販売したいと思います。
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