2018.06.03 Sun
'76y CB550four キャブレターのO/H(リカバリー)。
キャブ取り外しまで30分程です。



キャブレターのボトムエンドだけでどうにかならないかと作業しておりましたが、やはりトップエンドも行う必要性があったという事です。ここは当方の希望的観測が見事外れた訳で、リカバリーの作業となります。
CB500-550のキャブレターは非常に凝った造りとなっており、そのお陰でニードルジェットの調整にはキャブレターを全バラしなければならないという信じられないような構造になっています。これを何度も行う事は実際のハナシ現実的ではないと思われます。

まずは個々のキャブレターを分解する為4つあるリンケージを外します。



キャブマウントプレートの8本の皿ネジを外しキャブボディーを分解出来るようにします。

で、4つのキャブレターがバラバラになりました。

通常キャブレターのトップカバーを外すとニードルジェットにアクセスするキャップボルトがある訳ですが、CBのキャブレターはご覧んのとおりまたまたリンケージが出てきます。驚きの構造です。当時どれだけコストをかけてキャブを開発しているのやら。呆れ返ります。

アウターリンケージのシャフトを横にスライドさせてキャブボディから外さなければならいない為、キャブレターを全て分解してしまわないと構造的に抜けない訳ですねぇ。部品点数も圧倒的に多いのでキャブレター自体がとても重いのも特徴です。

1番のリンクが何故か曲がってました。直しておきました。

これがニードルジェットをスライドバルブに組み込んだ状態です。

全てのキャブレターのニードルジェットとニードルホルダを交換し、リカバリーするまでに軽く2時間以上。ずっとしゃがんで作業していたので腰が痛い。

リカバリー完了。

マフラーが抜けのよい社外に変わっていますので常識的に考えたら薄くなる方向に向く筈です。メインジェットとパイロットジェットは純正準拠の番丁ですので極端に濃くなるようであればニードルかホルダが磨り減っていると考えました。
今回ニードル、クリップ位置共に純正と同じに合わせましたから、これでも極端に濃く出るようであればキャブボディ側の磨耗も考えられない訳ではないので、その場合このキャブレターはアウト!という事になってしまいます。
そうなると、、CRしか選択肢は無くなります。

はー疲れた。。兎に角明日また走らせてみて判断を仰ぎます。

ではまた明日。

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