2018.05.28 Mon
'92y TC96 FXR Lowrider 全バラ。

スイングアーム・ピポットシャフトはグリスが切れて錆びており、叩かないと抜けない車両も多いのですがこの車両は優秀。しっかりグリスが残っており、雨も侵入していません。

T/Mとスイングアームが外れました。

メインハーネスはリアからフロントに向け外していきます。

続いてフロントエンド。Fホイールを外すとFサスペンションの重さで車体毎前に倒れてしまいます。よってフレームに重りを搭載して作業します。

メインハーネスを補器類の配線毎ごっそり外します。

ようやくこれでほぼフレーム単体に。

これらの外した部品は場所毎に仕分け、梱包して二階の倉庫に保管しておきました。この荷揚げが一番シンドイかも。笑

最後に細かな部品を外します。

ラバーグロメットやハーネス固定用のプラスチック製タブなど、意外にフレーム側にはスモールパーツが残っています。

フレームを逆さにひっくり返してみて現状をチェック。

この状態でフレームを見る事はまず無いと思います。

これで完全にフレーム単体となりました。フレームをパウダーコートに出す前にキャブレターの逃げ加工や不要なオイルタンクのマウントタブなどをカットする加工を行います。

続いて此方。TC96インジェクションダイナのインタンク・フューエルポンプを外します。

当方の2000APS-PGレーサーもインジェクションですのでインタンク式のフューエルポンプを使っていますが、もう少し古いタイプのユニットを使っています。ですのでこの現行タイプのものは初めて取り外しを行います。

ユニットを丸ごとタンク内から取り出す事は出来ず、ユニットを2分割し、且つ”知恵の輪”のように試行錯誤してなんとか取り外しが完了。

このインタンクポンプユニットを現在”ブルズアイ”さんで預かって頂いているT-man 124RX FXDBIに流用してみます。
というのもブルズさんではダイノマシンで車両を走らせながら燃圧をリアルタイムにモニターする事が出来ます。前回ダイノでパワーチェックした際、燃圧が足らずに本来のパワーが出し切れていない、という事が分かりました。燃圧が足りないと混合気が薄い状態となる為、エンジンに深刻な状況を招く事になります。ゼロヨンのような短い距離なら兎も角、最高速では即ブローに繋がるので非常に危険です。
この状況は当方の2000APS-PGでも同じ症状が起こっており、強化フューエルポンプの必要性が出ています。ポンプ単体の容量なのか、レギュレター容量なのか今は分かりませんが、純正ポンプにも排出量にバラツキがある為(これは初期の"ポンプ慣らし"のやり方を間違えた事による出力低下も原因のひとつであると個人的には考えます)まずは他の純正ポンプを試してみようという事になりました。
丁度明日はブルズさんでEV-02のダイノマシン評価があり当方も同席します。ですので現地で124RX FXDBIのフューエルポンプを交換してみたいと思います。

そして次は此方の車両、XL48です。

※明日29日(火)は"EV-02 ダイノマシン評価"の為終日ブルズアイさんに居ます。
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