MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZ MIZUTANI 

Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing.

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'75y CB550F II キャブレター回り。

真夏日でした。

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'76y CB550fourは昨日で大凡の目処が立ったのですが、中古車で販売する此方のF2がどうも今ひとつ。外観の綺麗さに比べ機関がイマイチです。しっかり動くように整備しないと売り物にも出来ません。

ハーレーでも国産でも同じですが、予算や時間に限りがあるとはいえ、最低限自分が満足出来るレベルにまでは到達しないと気分が悪いですし、こういった販売車両はオーナーさんこそ決まってはいませんが、遠方に出しても取り敢えずしばらくはそのままで乗れなければダメだと思います。

いつも思いますが、「自分が欲しくなる車両」これがベストだと思いますので、一歩でも近づけるよう作業を行います。

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という事でインテーク回りを組みます。この辺りは2次エアーを吸うと調子が崩れたり、何より乗っていて楽しく無いので必ずやり直す必要があると思います。この辺りの新品部品が出ない単車は手を出すべきでは無いと思います。

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エンジン本体は調子が悪くない感じなので外観的な手直しは基本してません。しかしながらインシュレーターゴムやバンドが新品になると気持ちの良いものです。破れたエンジンと新品ゴムパーツを組み合わせた時の違和感は、個人的には好きだったりします。草臥れて使い込んでいる車体だけど、しっかり日頃のメンテは疎かにしていない、という感じがするので。笑

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インシュレーターバンドの在庫が無くなったのでキャブは仮装着ですが、一度エンジンを始動してみてキャブの調子を見ます。因みにインシュレーターバンドは1台で12個必要です。

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燃料コックONでしばらくすると2番キャブからオーバーフロー、ガソリンダダ漏れです。当初全てのキャブからオーバーフローを起こしていたのでマシにはなっている訳ですが、当然これじゃ駄目。もう一度キャブレターを外し、2番をやり直し。

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然るべきOリングを交換し、2番もオーバーフローしなくなりました。で、バラバラで酷いものだったキャブの同調を行い、アイドリングもブリッピング時もすっかり落ち着きました。ようやくマトモになった感じです。
しかしこのF2、何故か異常にエンジンのピックアップが良いんです。ちょっと速そうな感じです。

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しっかり暖気も行えたのでようやくここでエンジンオイルとエレメントを交換。今回ロイヤルパープルのHPS20W-50を試したいと思います。

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ここのところ何故だかご来店されるお客さんが多いです。昨日〜今日も入れ替わり立ち替わりお越し頂いておりました。もともとあまりお客さんが屯するような感じではなく、車両をお預かりしたら只管作業を行っているだけだったのですが、やはりお客さんと偶に話すのも気分転換には良いなぁと今更ながら感じます。

エンジン仕事の際は人の出入りがあると気が散るし、作業を中断するとミスを誘発し易いのでシャッターも開けず作業に集中しますが、ここ最近はエンジンの仕事も減り、代わりに足回りやホイール、ブレーキやキャブといった当店では"ライトチューン"に属する仕事が多くなりました。

それはそれで時代の流れであると思いますし、安全で乗り易く、”操って楽しい”車両にする為の改良であれば出来る限りお手伝いをさせて頂きます。本来”速く走る”という行為は、ソフトからハードまで全てを踏まえており、より高い次元で車体がバランスしていないと到達出来ないレベルの世界です。何処か一箇所を弄り倒してもバランスが崩れている場合も多いのですが、普通は自分の車両しか乗った事が無い方がほとんどですので、ご自身で気が付いていない、という場合も往々に御座います。それを適正な方向に向けていくのがショップの役目だと思っています。

お金を使って頂く事でショップは経営が成り立っておりますが、ウチはそのスタンスの限りではありません。
ですのでどんな仕事でも、なんでも受ける事はまずありません。
一般整備(車検も含む)に最も重きを置いておりますので、そこを蔑ろにした車両や、乗り手に危険が伴うような改造車両は基本お受けする事がありません。パフォーマンスを落とす、所謂”見た目”だけの部品も装着しません。

ほぼストックの車両をキッチリ2年毎に整備にお出し頂くお客様達により当店は今まで経営を行ってきましたし、この先々もこのスタイルは変わりません。

オイル交換ひとつ、バッテリー交換ひとつとっても簡単な事のようですが、こうした方が良い、というノウハウは必ずあります。そこにメリットが生まれるような技術力をご提供出来るよう、今後も作業を行いたいと思っています。

この7月で"マルマス"は13年目を迎えます。もう辞めよう、もう辞めよう、と言いながらもよく続いたものだと自分で感心しますが(笑)、需要がある限りは続けようかと思います。それはレース活動も然りです。

有難い事に明日からもイロイロな案件を頂いておりますが、ボチボチマイペースで進みます。

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