2018.05.15 Tue
'76y CB550four 仕上作業とネックベアリング交換。

純正のキーシリンダーホルダーが今更入手出来る訳も無いので適当に切って穴をあけて装着。

リアウインカーは純正部品を流用しています。回り止めの位置が違うのでヤスリで削って装着します。地味過ぎます。

そうこうしていると加工に出していたシートが戻ってきました。CB550とCB750のシートです。

CB750K4のシートですが、厚みを全体的に半分にしてK0風にダックテール加工。これ格好良いです。

因みに550に装着してみるとこんな感じ。ナナハンってやっぱり一回り大きいんですねぇ。

最後にETCの配線を行い、段シート加工して頂いたシートをとりあえずセットしテスト走行へ。



エンジン。キャブレター、点火共に良好です。しかしながらネックベアリングに違和感があります。やっぱりやり直さないと駄目みたいです。嗚呼~ガックリ。

ジャッキアップしてみるとやはり直進の位置でカクっと引っ掛かります。完全に駄目ですね。というかFタイヤ交換しているのでその時気がつけよってハナシ、、馬鹿じゃないのか俺。


ステム回りは煩雑なのですが、ガーっと一気に分解します。

難儀してフロントサスペンションを外しました。ヘッドライトステーカバーで隠れているステム部分のインナーチューブは相変わらずこんな感じですが、ストローク部分は以外に綺麗でした。

で、折角サスを外したからオクムラさんへ発送。結局やっちゃう訳で。

ここまでが大変なんですね。

ネックベアリングにグリス分は残っておりますが、なんだか粉っぽくなってしまい機能していなかったようです。

アッパーレース。

ロアレース。

で抜きました。レースには”ミミ”がありますので比較的簡単に外せます。流石の日本製。

それとは対照的に外す事が厄介なのがこのロアステムのアクスルシャフト側に圧入されたレース。なかなか難儀しました。

此方が今回交換するテーパーローラーベアリング。ハーレーではお馴染ですが強度がある為重量のある車両には向いています。社外のパーツですが、安心、信頼のMADE IN JAPAN。

ハーレーのSSTを使ってレースは圧入。

ボールベアリングとテーパーローラーベアリングでは厚みが異なります。ですのでロアステムのベアリングの下に付属の分厚いスペーサーをまず圧入してからベアリングをセットします。これを入れ忘れるとステムアクスルがアッパーステムから上に飛び出ます。

そんな訳でリカバリー終了。今日走ってみた感じでは、あとはFサスペンションを戻したら完成ですが、、サス待ちとなります。

続いて夜の部。平日の夜しか来れないお客さんもお見えになります。という訳で本日はFLHRのクイックです。

この車両、数年前に他店様にて106"ストローカーで組まれた車両です。フライホイールには加工が施されており、それが原因なのか、それとも組み方に問題があるのか分かりませんが、なんだか異音がしており以前から注意するようお伝えしておりました。
一年ほど乗っていなかった、という事でオイル交換をお願いされたのですが、オイルをドレンするとボルトに大きめの鉄の破片が、、

以前からフライホイールはストックに戻すべきじゃないかと言ってたのですが、やはり、という感じです。

今後どうするかはオーナーさんの判断にお任せ致しますが、出来るだけ早く何か手を打たないといけない状態ではないかと思います。

他にもリアブレーキが抜けきっておりましたので、フルードを完全交換。マスターシリンダのO/Hも必要ですが、本日のところは取り敢えず動作するところまで。

そんな感じで本日は終了です。
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