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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZ MIZUTANI 

2006 - 2018 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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'10y XL883N改1200cc 仕上げ+ダメ出し。

最後の最後に胸に痞えていた症状の原因が分かりました。

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最後ですので写真多めでいきます。

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1度目のオイル交換を行います。新しいピストンに交換した場合1度目のヒートサイクル終了後直ぐに交換した方がベストです。しかし、それも勿体無いと言えば勿体無いハナシでして、当店では特別指示が無い限り300kmまでは最初のオイルで走ります(今回は140kmで交換)。オイルは綺麗な状態でスラッジもほとんどありません。国内でのボーリング精度は完璧ですし、組み付け方法もいつもどおりですので当たり前と言えば当たり前。

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オイルをドレンしている間にサンダーマックスのデータをDLL。

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初期馴らしですので2500-3000rpmを使っておりますが、データは逐一学習されています。

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で、オートチューン。

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オイルをドレンしたら必ず!オイルタンク内部をマグネットぐるぐるを行います。

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全く問題無し。

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続いてプライマリー。この車両ですがシフト時の変速はスムーズでギア抜けなどはありませんが、T/Mノイズが比較的大きいです。これは車種毎の個体差やオーナーさんの乗り方に影響されます。

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当店入庫後一度交換しているので綺麗な状態です。世間ではエンジンオイル交換2度に1回の割合でプライマリーオイルを交換する、という事が推薦?されているみたいですが、1次ドライブはエンジンオイルのようにフィルターエレメントがありませんから、エンジンオイルと同時か、それよりも早いサイクルで交換する事がベストです。

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オイルを入れてエンジン再スタート。A/Fも問題ありません。

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アイドル時14.3-14.9V。此方も問題無し。

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続いてハンドル回りを元通りに戻します。

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極端に幅の狭いドラッグバーでして、以前はかなり無理な状態でブレーキホースがマウントされていました。ですので負担の無いよう取り回しを変更しておきます。ハンドル交換は簡単なのでご自身で行う方も少なくはありませんが、取り回しといい弛ませ具合といい完璧!というものには生憎あまり出会した事がありません。

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リアのブレーキフルードを交換してなかった為作業を行います。サドルバックが装着されていましたが、ETCをカバンに入れている為、まず外す事は無いのではなかったかと思います。往往にしてサドルバック装着車両はその内部がとても汚いです。

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フルードは劣化していました。

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丁度リアもレーシングスタンドでジャッキアップしていた為、リアタイヤを手で回してみたところ異常に重い、、この車両、入庫時から押し引きがとても重い車両だったのですが、当方はタイヤのせいだと思っておりましたが(実際フロントタイヤはフェンダーに干渉していましたし)キャリパーがとても汚れておりピストンが戻り切っていないのではないかと当初判断。しかし実際は違っていたのですが。。

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とりあえずキャリパーを外します。ここはロックタイト、それも赤ではありませんのでお間違えなく。

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ピストンはこんな状態。ラバーマウントXLのリアキャリパーピストンはかなり出っ張った状態なのが正常です。ですのでマメなクリーニングは欠かせません。メンテナンス性は正直悪いです。

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パッドグリスはしっかり塗られておりました。

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ピストンは汚れた状態で押し戻してしまうとシールを傷つけてしまいます。ですのでまずは出っ張った部分をクリーニング。まぁ基本的な事ばかりで申し訳なし。

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キャリパーピンはブラスト後パッドグリスを塗付して組み直し。

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クリーニング後組み直しフルード完全交換。ピストンは目視した状態でも動きはスムーズになりましたが、まだタイヤを回すのが重くなる箇所があります。これはひょっとして?

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案の定、リアブレーキローターが完璧に歪んでいます。ハーレー純正ローターには比較的よくある事例です。

今まで押し引きだけの重さに気を取られていましたが、この車両、極低速時のスロットルオフで車体がなんだかギクシャクする動きをして、エンジンのノッキングに似た症状だったのでちょっと違和感を感じていました。
スロットルを開けパワーオンの状態であればギクシャク感が無くなっていた為、間違いなくこの歪んだローターの仕業だと確信。

下記に動画をアップしますが、キャリパーが左右にグラグラ揺れるほどの歪みですから早急な交換が必要です。
(交換を試みましたが残念ながらリアローターを交換する方は少ないので在庫がありませんでした。)


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ご自身で車両の状態を判断する事はなかなかどうして難しいですから、納車後も日頃からプロの目線で車両を診て貰い、常に良い状態で乗って頂ければ、と思います。

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車体を磨き上げ作業は全て終了。来週にも納車させて頂く予定です。

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【キャリパー歪み動画】



オマケの画像は此方↓

閉店まで少し時間があったのでCBにキャブをセットしてみました。O/Hしたキャブがどうなのか早く知りたかった。

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キャブの同調はまだとっておりませんが、普通にアイドリングは安定しており、オーバーフローも完璧に治っています。流石はMADE IN JAPANの燃調キット、御多分に漏れず素晴らしい出来です。

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このCBも来週中に納車すべく、今後の作業を行います。
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