2018.03.27 Tue
MARUMASU / STER オリジナルマフラー第五回〜音質の調整。
その前にまずは本溶接が終了し、出来上がっていたフロントパイプの詳細から。此方はリアバンクのエキゾーストフランジ部分。印籠継で2本スプリング引き。

此方がフロントバンク。今回スプリングは敢えて一本が表側に見えるよう配置しており、視覚的な効果に加え整備性を考慮しています。なおインジェクション車両用のO2センサーボスは前後共にマフラーの裏側に配置されますので右側からセンサーは見えなくなる設計です。なおセンサーボスはオーダー時に有る、無しを選択できるセミオーダーとなる予定です。

2イン1の集合部分。V字に配置し、やはり外側にスプリングを配置。内側にするとステップやフレームに干渉するので此方も敢えて外側にセット。なかなかスパルタンな雰囲気ではないかと思います。

前後フロントパイプは出来る限り車体側に寄せています。バンク角を確保する為の配慮です。

右側ステップマウントボルトとのクリアランスは人差指一本分。ラバーマウントエンジンは車両によってエンジンの搭載位置が微妙に異なる為これが限界のクリアランス。


インパクトの大きい70Φ集合部分。”ボンネビルスペシャル”の最も特徴的な外観部分だと思います。ここも2本のスプリング引きで固定する事になりますので合計8本のスプリングで構成されます。ハーレーのマフラーでは今まで有り得なかった数だと思います。



今回内部のパンチングメッシュも3種類テスト。メッシュの穴の大きさで音量や音質が変わるかを試しています。30%/40%/50%となります。メッシュパイプの外側には消音材をセットしています。

テールエンドはこんな感じ。ありとあらゆる方法をテストした結果、内部構造で大きく音質が異なる事が分かりました。如何にしてパワーを引き出し、音質も弾けたような、それでいてしっとりしたV-TWINらしい排気音にするにはどうしたら良いのか理解出来たと思います。
しかしながら、そこはWK!さんと当店のノウハウですので、企業秘密とさせて頂きます。スミマセン。

製品版は後々のメンテナンスも行えるよう、テールピースがリベット留めになります。

テールピース部分のエアーインレットですが、手で塞いだり解放したりして変化が生じる設定がある事が分かりました。しかし、ここは一度走ってみないと分からないので当方が走行テストを行ってから決定します。

手前味噌ですが、なかなか良い出来栄えになりました。音質もハーレーらしいし、当方が2台のボンネビル・レース車両で使うレース専用エキゾーストに最も近い音質になったと自負しております。

アイドリング時の動画はスマホで撮影した為後でアップするかもしれませんが、、時間があればまたブログをチェックしてみて下さい。次回の打ち合わせは今週金曜か土曜になるかと思います。
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