2018.02.12 Mon
S&S TC100 FXR テスト走行〜リカバリー作業。
完成していたTC100-FXRをまずはしっかり暖気し走らせました。何度かデジタルスピードメーターの設定を変更し、ほぼほぼGPSと同じになるよう調整。



店の回りをグルグルと回っていたのですが、スロットルをガバッと開けてからの全閉時、ゴトゴトとした違和感が。この感じは間違いなくエンジンが揺れた時にキャブボディがエンジントップハンガーに干渉した時に出る振動です。

イヤラシイなぁ全く、、、


で、店に戻ると地面にオイル漏れが。オイルリークは先日FXDBIでも修理していたレフトサイドケースのステーターハーネス取出口からです。新品オルタネーターだったので液状ガスケットは最小で組みましたが駄目だったみたい。
もしくはプライマリー内部の圧力が上がり過ぎている事も考えられない訳でも無いので、直ぐに分解してチェックします。

物理的にキャブが干渉すると2次エアーを誘発します。なのでまずは前後のコンプレッションを計測してみましたが此方は問題なし。で、1次ドライブを分解していきます。

これで終わりだ、と思っていた矢先ですから流石に凹みます。しかし考えている時間は無いのでひたすら分解しチェック。

何処にも干渉した箇所は無く全ての部品は問題がありません。エンジン停止時ゴトっとプライマリーからも異音があった”気がした”のですが、それはキャブの干渉時に出た振動が伝わった時に出たものだったのかもしれません。

漏れた箇所はココ。エボFXRのケースだとオイル漏れが止まらない車両は何をやっても止まらない事も無きにしもあらず、です。その場合は1次ドライブを乾式にする事で解決しておりますが、今回”親の仇”ほど液状ガスケットを塗り込んで組み直した為、これで漏れたら駄目かも。因みに32Aの2フェーズ時は漏れた事はありませんでした。

液状ガスケットが硬化するまで一晩置く為、キャブを見直します。

案の定矢印の部分2箇所が干渉しています。フロントエンジンマウント位置を数ミリ持ち上げた事で干渉するようになってしまったようです。HSR、ボディがデカイのでホント鬱陶しいです。

イロイロ、イロイロ試します。



交換出来る消耗品は序でに交換しておきます。

結局キャブレター自体を数ミリ外側にオフセットさせて逃がし加工。エンジントップハンガーとキャブの間に隙間があるのがお分かりになるかと思います(※トップハンガーは当然逃がし加工済)。それでも走行してエンジンが揺れると思いのほか動いているのがラバーマウントエンジン車両の宿命。走らせてみないとサッパリ分からない世界です。

明日1次ドライブを組み直します。

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