2018.02.08 Thu
'75y CB550 Four SOLD OUT。



古い町並みには特に映えます。流石はMADE IN JAPAN。


ずっと国内で乗り継いでこられた車両ですので破れ具合は年式相応。ノンレストアですので当然といえば当然ですが、クラッチワイヤーやスロットル、メインハーネスなど要の部分はとてもしっかりしており、これまでキチンとメンテナンスされてきた事が一目瞭然。不動の放置期間が長い車両ではまずこうはいきません。

細かな部分をアップしておきます。フロントフェンダーの凹み。

当時物タンクエンブレムの塗装剥がれ。

ハンドルストッパー、ハンドルロックに関しては傷も無く良好。



最も目立つ傷のひとつ、右の下側のマフラーをヒットしています。穴があく程の傷ではありません。

自分の姿が写り込んでしまいちょっと分かり難いのですが、爪で押さえつけたような5ミリ程の凹み傷が3箇所。

スピードメーターのフェイスはお約束のクラック。これはこれで雰囲気なのですが。
動作に問題なし。ウインカー消し忘れ防止のブザーもしっかり生きてます。

リアショックは漏れはありませんがダンパーは抜け気味。

ガソリンタンク左側のデカール剥がれ。凹みではありません。

シートはオリジナルですが、表皮は張り替えられています。アンコ抜きは無し。

シートが干渉するガソリンタンク部分は経年でペイントが剥がれ錆が出ています。ガソリンタンク内部は錆も少なく比較的良い状態です。

少し磨いたらピカピカになってしまいました。笑
当時の鍍金は本当にしっかりしているので磨けば磨くほど深みが増します。手入れすればより愛着が湧くと思います。


ビカビカフルレストアなCB(特に750Four)は世の中にゴマンとありますし、お金を出せば誰でも手に入れる事が出来ます。
しかし、国内正規車両で、日本で車歴を重ねてきたオリジナルコンディションの車両はこの先々を考えても希少だと思います。この手のミドルクラスは今のところは比較的人気が落ち着いているのでまだ良い車両を入手出来る可能性はありますが、しっかりメンテナンスされてきた車両は少なくなっていくと思います。
年式を考えれば頗る調子は良いですし、走る、曲がる、止まるといったオートバイの基本性能は現代の道路状況を踏まえても十二分であると判断します。

暖かくなったらのんびりブラリと京都にでも走りに行ってみたいなぁ〜なんて思わせる昭和のCBフォア。
その造り込みや風格は、流石はホンダだと唸らされる車体です。
使い込まれたその雰囲気は、年代を積み重ねられた車両でしか醸し出せないオーラが出ていると思います。

大事にして頂けると嬉しいです。

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