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'89y FXR / '10y XL883N。

一気に寒くなりました。
本日まずはクイックからスタートです。

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某大型量販店で購入されたFXR。何もしないのに何故か点火時期がどんどん変化してしまい、マトモに走らせるのも困難な状態です。お買い上げになったショップさんでは原因が分からない、という事で作業をご依頼頂きました。

先日ご来店頂いた時点で点火系が純正のままだった事、ピックアップローターは特に問題が無かったのでモジュールがオカシイと思っていましたが、やはりモジュールでした。溶けてしまってハーネス部分がブヨブヨになっています。ピックアップが溶けているのはよく見ますが、モジュールが溶けているのは初めて見ました。

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点火はお馴染みDYNA2000iに交換。スパークも強くなって始動性もアップ。その効果にオーナーさんは驚かれたようです。この車両、キャブは純正京浜バタフライ、マフラー、エアクリーナーもストックでしたから純粋に点火ユニットだけでの性能アップを体感して頂けたかと思います。

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整備性ともしものリカバリーを考え配線は長めでキープ。もし点火ユニットが突然壊れてもユニットさえ入手すれば直ぐに復活出来ます。

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あとエンジンオイルとプライマリーオイルの交換。プライマリーオイル、ダービーカバーギリギリまで入ってました。1.5-2.0L入っていたでしょうか。笑 入れ過ぎデス。

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夕方までにFXRは無事送り出したので続いてXL883N。なかなか苦労しています。夕方から時雨れてきて走らせる事も出来なかったので店内で気になる部分を再度チェックします。

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まずはプライマリー。一度も見ていなかったので異音の原因追求も含め点検です。この車両の車検をどうしているのかオーナーさんには聞き忘れましたが、プライマリーチェーンが全周で張り過ぎ。よくこれでクラッチレリーズベアリングが逝かなかったものです。適正値に直しておきました。チェーンが弛んでも打音が出るので確認してみたのですが、、違いました。

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タペットユニットを変えてからロッカーからの叩音は減ったものの、相変わらず気になる異音は残念ながら消えていません。もしタペットが原因ではないとなると、当方の判断ミスという事になるのでリカバリーのお金は当然頂けません。

相変わらず音の種類は入庫時から出ていた異音と同種の周波数のものですが、音が複雑に干渉していた可能性があります。原因が複数ある場合の判断は特に難しいものがありますが、まずはエンジンオイルを抜いて状態を見ます。

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走行距離の割には少し汚れがありますが、スラッジは皆無です。ケース内部に残っていた以前のオイルが混ざっているからだと思われます。現時点で圧縮比も前後でしっかり上がっているし、オイルスモークは一切無いのでピストンがフラッタリングを起こしていないのは明白です。

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オイルフィルターも交換します。

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右が外したフィルター。ツインカム用の戻り防止弁が付いたもののように見えます。穴の大きさからH-D純正では無いものです。通常XLの場合は、左側のタイプの防止弁の無い、エボ用の旧タイプのものを使う必要があります。XLの場合はその構造上エア咬みをし易い位置にフィルターがありますので専用品を使わないとオイル流路に弊害を催す事もありますから特に注意が必要なんです。

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思うところあってオイルの粘度を変えてみました。後日これで走らせてみて、更なる判断を扇ぎます。

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